【2020松本山雅】緊急企画『#エアルヴァン杯GL浦和vs松本』

1.はじめに

今回、このネタ企画をするにあたり
浦和サポーターの dagger さん(@da12gg21er)から

「勝手に試合内容を予想してプレビューを作らないか」

とお誘い頂きました。

楽しく書かせて頂き、退屈な時間を忘れることができました、ありがとうございます。

読んでいただいている皆さんのサッカーが無い退屈な時間も、このレビューで忘れていただけたらと思います。


2.スタメン・サブ

画像1

松本山雅FC
スタメン

FW
ジャエル
榎本樹
MF
アルヴァロ ロドリゲス
米原秀亮
山本真希
イズマ
DF
高木利弥
浦田延尚
大野佑哉
吉田将也
GK
圍健太郎

サブ
髙木彰人
中美慶哉
山本龍平
村越凱光
アウグスト
服部康平
田中謙吾

4-4-2で、リーグ戦からターンオーバー。
主将、副将が全員ベンチ外のため、山本真希がキャプテンマークを巻く。


浦和レッズ
スタメン
FW
伊藤涼太郎
杉本健勇
MF
マルティノス
長澤和輝
青木拓矢
武田英寿
DF
荻原拓也
槙野智章
マウリシオ
トーマス・デン
GK
鈴木彩艶

サブ
武藤雄樹
汰木康也
エヴェルトン
阿部勇樹
岩武克弥
橋岡大樹
福島春樹

daggerさんから頂きました情報から予想スタメンを組みました。
フォーメーションは山雅と同じく4-4-2で、リーグ戦からターンオーバー。
武田英寿と鈴木彩艶が21歳以下の枠の対象。


3.得点、交代、カード

前半
4分 浦和ゴール マルティノス(1-0)
19分 浦和ゴール 長澤和輝(2-0)
20分 松本イエロー イズマ
43分 松本ゴール 吉田将也(2-1)

後半
0分 松本交代 榎本→髙木彰人
3分 浦和ゴール 武田英寿(3-1)
10分 浦和交代 伊藤→武藤雄樹
17分 松本交代 イズマ→アウグスト
20分 松本ゴール アルヴァロ(3-2)
21分 浦和交代 デン→岩武克弥
24分 浦和交代 長澤→エヴェルトン
25分 松本交代 ジャエル→服部康平
39分 松本ゴール 髙木彰人(3-3)

・ポゼッション
浦和59%、松本41%

・シュート数
浦和16本(枠内8本)
松本11本(枠内5本)

・アクチュアルタイム
57分42秒


4.シーンピックアップ

・前半4分画像2

(この画像はGIFとなっています。10秒で2枚の画像が交互に切り替わります。)

浦和が左サイドでボールを握る展開。
最終ラインに青木が降り、荻原が中へ絞ってきたタイミングでイズマは荻原へプレス。
ここでマルティノスへのパスコースが開き、ワイドで吉田と1vs1。
荻原は青木からパスが出た後インナーラップを開始。
マルティノスは吉田の裏へ走った荻原とワンツーでペナルティエリアに侵入、ニアをぶち抜いた。

・前半19分失点画像3

中に絞った荻原から、落ちてきた杉本へ縦パス。
杉本が追い越してきた長澤へ落とすと、大野と入れ違いになり、裏に抜け出される。
浦田は追いつくも逆をつかれ、右足でポスト直撃のシュートを打ち込まれた。

・前半43分得点画像4

(この画像はGIFとなっています。10秒で2枚の画像が交互に切り替わります。)

愛媛戦とは真逆に、右サイドで縦パスを出し、寄ったところで左に展開するという形で攻めていた松本だったが、吉田から戻しを貰った大野がサイドチェンジ。
利弥はアルヴァロに預けるも、相手守備が間に合ったところで、再びボールを受ける。
利弥からクロスが上がり、イズマがヘディングシュート。
1度は彩艶にセーブされるものの詰めていた吉田が押し込んだ。

・後半3分失点
米原→髙木の縦パスがミスになり、青木に引っかかる。
青木から走り出していた鈴木にロングボールが通る。
鈴木に浦田が対応、大野が杉本へマークもボランチが戻りきれず、マイナスで武田にミドルを打たれ失点。

・後半20分得点
デンから武田へのパスをアルヴァロが引っ掛け、カウンター開始。
ニアに走り込んだ彰人がパスを受け、ドリブルで運び、マイナスに居たアルヴァロにクロス。
アルヴァロが丁寧に合わせゴール。

・後半25分交代
山雅は4-4-2から3-1-4-2への変更を決断。
疲れの見えるジャエルを下げ、服部を投入。
アルヴァロと彰人の2トップ、山本とアウグストのインサイドハーフという形に変化。

・後半39分得点画像5

アンカーの米原が中央でアウグストとワンツーで前進、米原からアルヴァロにスルーパス。アルヴァロは彰人へ落とし、彰人が持ち出してニアを抜いた。


5.試合総括・ポイント

前半、ストーミングと呼ばれる浦和のサッカーに対応出来ず、ライン間が間延びし、易々と突破を許した点は、今後の試合への課題となるだろう。

特に、今シーズン実践初出場組が多数、試合勘やJ1経験値と言った点で苦しんだ感があるのは否めない。
特に、開始早々にプレスを諦めリトリートしたのにも関わらず、中央封鎖し切れなかった2失点目は非常に問題がある。

バタバタした展開に落ち着かなかったビルドアップも30分を過ぎ落ち着きを取り戻し、43分に1点返したことは大きかった。

更なる1点を求め、カウンターを食らった3点目が引き金となり、割り切って前線からのプレスを再開した際には、前半からの疲労が少しずつ見えていた浦和に対して有効となり、1点返すことに成功。

更に、服部を投入しフォーメーション変更をすると、ポゼッションの時間が増え、後ろのボール回しに余裕が出来た。

3点目は天皇杯の神戸のように4-4-2守備の弱点を効果的に突き、追いつくことに成功するも、同点となったあとは山雅も疲労が見え初めトーンダウン。
攻め手はほぼ、ミドルサードで貰ったフリーキックに留まり、頼みの服部も槙野に徹底マークをくらいゲームセット。

前半に早めにリトリートに切り替えた事で疲労の蓄積で浦和に上回り、隙を突くことが出来たものの、改めてJ1との戦力差が浮き彫りとなった。

評価すべき点としては、大量のシュートを打ち込まれたものの、シュートブロックを繰り返しなんとか凌いだ点。
守備陣は昨年出番が少なかった選手達ばかりだが、飯田・水本らベテランのレガシーをしっかりと受け継いでいることは確認できた。

特に大野は、失点シーンでは自らの背後を空けたものの、早いカバーリングで何度もピンチを防いでいた。
他にも、米原や吉田などポジション争いを激化させるべく若手が奮闘したことは今回の試合の意義を感じるものだった。

6.雑感

ここまで超絶暇な僕の妄想に付き合って頂きありがとうございました。
僕は、この浦和戦、水戸戦、千葉戦と3試合のチケットを保有していたのですが、ご存知の通り全て延期となってしまいました。

今回daggerさんの企画に乗り、エアルヴァン杯GL浦和vs松本を勝手に脳内開催、プレビューさせて頂きましたが、如何だったでしょうか?

個人的には負け試合の方が書きがいがあるので(もちろん見たいのは勝ちですよ!)、負け試合を書こうと思ったのですが、
・山雅サポとして試合をやっていないのに負けを予想するのはどうだろうか
・かと言って実力差以上の妄想を書いても意味が無い
と思い、
①現時点の山雅の試合として考えうる展開
②浦和サポも山雅サポもなるべく傷つけない
③個人的に好きな3-1-4-2へのシフト
を軸に書かせて頂きました。

試合結果としては3-3のスコアレスドローでしたが、お互いの攻撃のやりたいことを表現出来る試合内容を書けたと思っています。
得点パターンについては頑張って書いたものの、無から6パターンを考える作業はなかなか難しかったです(笑)

7.浦和レッズサポーターの皆様へ

個人的に、今年の浦和は現時点で山雅の試合以上にじっくり見ている時間が長かった(何をしているかわからなかったから見返した)ため、浦和の特徴を著した得点・失点を混ぜたつもりです。

延期が決まる前にプレビューを出した際に、僕(浦和を客観的に見る他サポーターの1人)の分析をさらっと乗せているので、見ていただけると嬉しいです。

https://note.com/inuneko_yamaga/n/ne64cd05d16eb

ルヴァンカップ本戦がどうなるかはまだ分かりませんが、素晴らしい埼玉スタジアムにお邪魔出来ることを心待ちにしています!