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注目の漫画家・和山やまが面白い!

今回はkayserが漫画について紹介します。数々の漫画賞があるなか、文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞、手塚治虫文化賞短編賞、「このマンガがすごい!2021」オンナ編第1位、「次にくるマンガ大賞2021」第4位など、続々と受賞が続いている漫画家・和山やまをご存じですか。

まだまだ作品数は決して多くはありませんが、出版するたびに話題になる注目の漫画家です。そんな和山やまの作品について紹介します。

溶けるように売れた『夢中さ、きみに。』

和山やまの名を一躍世に広めた作品『夢中さ、きみに。』。もともとは、2019年の同人誌即売会「COMITAI127」で発表された同人誌です。

KADOAKAWAの「月刊コミックビーム」編集者の目に留まり、書籍化されました。この作品で、文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞、手塚治虫文化賞短編賞を受賞。注目の新人漫画家の誕生となりました。2021年にはテレビドラマ化もされ、ますます人気作品に。

魅力的な男子学生の林美良を中心に描かれた短編と中学の時にモテすぎたため、冴えない男子の振りをする二階堂明を中心とした短編全8編からなるオムニバスストーリー。学校を舞台に和山やまの独特な視点で描くコメディ漫画です。

中学生とヤクザの友情物語!?『カラオケ行こ!』

『夢中さ、きみに。』で衝撃的なデビューを飾った和山やまが、同社より発表したコミックスが『カラオケ行こ!』。kayserが和山作品で一番好きな作品です。

ある日突然、ヤクザの成田狂児の歌唱指導をすることになった合唱部部長の中学生男子・岡聡実。最初は迷惑がっていた聡実でしたが、次第に2人の間には不思議な友情のようなものが芽生えていくのでした。

中学生男子とヤクザという異色の組み合わせはやっぱり面白く、師弟関係に友情のようなものが芽生えていく様子はじんとする部分も。和山の持つ独特な「間」に、コマ割り、言葉のセレクションなど類まれなる才能を感じる作品です。

「このマンガがすごい!2021」オンナ編、堂々の第1位!『女の園の星』

『夢中さ、きみに。』で注目を集めた和山やまが、2020年より「FEEL YOUNG」にて連載をスタートさせたのが『女の園の星』。「女の園=女子校」に勤務する国語教師・星先生を主人公に、学校生活や日常を和山やま得意のユーモアセンスで描いていく物語です。

女子校ならではの独特の雰囲気や個性的な同僚教師たち。「このマンガがすごい!2021」での受賞ほか各種漫画賞を総なめにし、既刊2巻にして早くも話題になっている作品です。

『夢中さ、きみに。』が男子校を舞台にした作品に対して、本作は女子校が舞台。その世界観を和山の持つ感性で面白おかしく描いていくところはさすがです。久しぶりに、漫画を読んで声を出して笑うという経験をした人も多いのでは。人の多いところで読む時は気をつけてくださいね!

待望の続編!『ファミレス行こ。』

『ファミレス行こ。』『カラオケ行こ!』の続編にあたります。2020年12月より「月刊コミックビーム」にて、不定期連載としてスタートしました。『カラオケ行こ!』ファンには、たまらない続編です。

『カラオケ行こ!』で登場した主人公・岡聡実が大学生になり上京します。そこで、ひょんなことからファミレスでバイトすることに。そんな聡実の東京での生活を中心に描いていく物語です。狂児とも変わらずラインで繋がり、一度はご無沙汰だった不思議な関係も続いているようです。

不定期連載な上、まだ連載も始まったばかり。今後の展開に期待大です!

まとめ

和山やまの作品とその魅力を紹介しました。抜群のコメディセンスは多くの読者を魅了しています。読めば必ず笑顔になれる、そんなステキな作品ばかりです。

kayser

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