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このマンガ、映像化してほしい!『WIND BREAKER』

今回はkayserが担当します。
講談社のマンガアプリ「マガポケ」にて連載中の人気ヤンキー漫画『WIND BREAKER』。昨今、講談社でヤンキー漫画というと『東京リベンジャーズ』を思い浮かべる人も多いかと思いますが、注目すべきヤンキー漫画は「東リベ」だけではないんです。

今回は、筆者がぜひおすすめしたいヤンキー漫画『WIND BREAKER』を紹介。どんな風に映像化してほしいかお届けします!


マンガ『WIND BREAKER』とは

2021年1月から講談社の「マガポケ」にて連載が始まった漫画『WIND BREAKER』。原作はにいさとる。前作の『男子バド部に女子が紛れてる』も好評を博しました。本作で、にいさとるが選んだ題材はヤンキーもの

しかし、ただのヤンキー漫画ではありません。ヤンキーといえば、とにかくケンカ三昧で、それぞれの学校や組織同士の闘争などが描かれていきます。

本作は、ただケンカに強い学生を描いているのではなく、彼らが自分たちの住む街を守るという大義のため戦う姿を描いています。ここで登場するヤンキー高校生たちは街のヒーロー。街の人たちからも愛されている存在です。

そんなヒーローなヤンキー漫画『WIND BREAKER』。人気漫画ではありますが、映像化することで、さらなる人気に拍車をかけてほしいところ。そこで、どんな風に映像化するのが向いている作品なのか考察していきます。

マンガ『WIND BREAKER』 あらすじ

超不良校として有名な風鈴高校に入学するため、まこち町にやってきた主人公・桜遥黒と白のトーンの髪、黒と黄色のオッドアイという特殊な容姿を持つため、これまで周囲からは疎まれてきました。そのため、常に強くあることを目指してきた桜は、風鈴高校で“てっぺん”を取ることを目標にします。

しかし、桜が思っていた風鈴高校とは違い、2年前からは、街を守るためにケンカをする風鈴高校に変わっていたのでした。街の入り口には次のような看板が掲げてあります。

    これより先 
 人を傷つける者
 物を壊す者
 悪意を持ち込む者
 何人も例外なく
 ボウフウリン(防風鈴)が粛清する

『WIND BREAKER』第1巻より

風鈴高校で、本当の意味での強さを求める仲間に出会う桜。そんな仲間とともに、ケンカしか取り柄のない不良が、街のヒーローになっていく物語です。

こんな風に映像化してほしい!

『WIND BREAKER』は現在既刊8巻。コミックス第4巻が発売された時には、人気声優が出演したPVが公開されました。そのほか、各漫画賞でも注目されることに。

「次にくるマンガ大賞2021」では20位「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」では第3位「アニメ化してほしいマンガランキング」では第9位とその人気の高さが窺えます。また、一番くじや各社とのコラボなどグッズ展開も盛んに行われています。

これらのことを踏まえると、映像化するのではあれば、やはりテレビアニメ化がふさわしいのでしょう。PVで登場した人気声優は、内田雄馬、内山昂輝、島﨑信長、中村悠一の4名。このキャストのまま、アニメ化されてもいいのではと思わせる素晴らしいキャスティングです。

ここ最近では、やはり同じヤンキー漫画『東京リベンジャーズ』のメディアミックス展開の大成功が気になるところ。「東リベ」はキャラクターの人気が圧倒的に高いことが知られています。

『WIND BREAKER』もキャラクターの魅力が作品の人気の理由として挙げられるでしょう。特に原作者・にいさとるのキャラクター作りで特徴的なところは、その人物の持つギャップ作りの上手さ

主人公の桜にしても、ケンカは強いですが、実は困っている人を思わず助けてしまう優しさを持っています。また、風鈴高校の総代・梅宮もケンカが強い一方で、野菜作りをしているなどのギャップが。

こうしたキャラクターの魅力は大きなポイントです。「東リベ」の成功をお手本に、テレビアニメ、実写映画、舞台などメディアミックス展開での成功が十分に見込める作品ではないでしょうか。

ここだけはおさえてポイント!

『WIND BREAKER』はヤンキー漫画と幾度も説明してきましたが、その根底にあるのは、仲間、友情といった普遍的な物語。そして、本作の最大のポイントはヒーローものであるということ。

変身などの特殊能力やロボットを操縦するなどという特殊技術はありません。あくまで、生身の人間の強さのみ。しかしながら、誰かを守ろうとする「正義感」はどんなヒーローものにも劣りません

生身の人間が自らの体を張って戦うからこそ、読者の心に強く響くのでしょう。そんな熱い物語を映像でもしっかりと表現してほしいものですね。

主な登場人物とイメージキャスト

 *このイメージキャストはPVのキャストを紹介しています。

桜遥(さくらはるか)

主人公。特殊な容姿を持ち、これまで周囲から浮いた存在だった。そのため、とにかく強くなろうとケンカばかりしてきた。名門不良校の風鈴高校で、てっぺんを取るため、別の街からわざわざやってきた。不良とはいえ、ヒーローである風鈴高校の防風鈴の一員として活動していく。
イメージキャスト:内田雄馬

梅宮一(うめみやはじめ)

風鈴高校3年。防風鈴の総代。風鈴高校の屋上で菜園作りに励んでいる。普段は温厚な性格。いざとなるとめちゃくちゃケンカが強く、頼りになる存在。
イメージキャスト:中村悠一

杉下京太郎(すぎしたきょうたろう)

風鈴高校1年。かなりガタイのいい身体つきに狂暴梅宮を崇拝している。中学の頃から、ボウフウリンを名乗ることができた人物。
イメージキャスト:内山昂輝

蘇芳隼飛(すおうはやと)

風鈴高校1年。右目に眼帯をつけ、両耳にタッセルつきのピアスをつけた不思議なキャラクター。1年の副級長を務めることに。性格はクールで穏やか。ほかの人物とは異なる戦い方を持つ。
イメージキャスト:島﨑信長

まとめ

すでにアニメ化を期待する記事などを書いている人も多く、注目度の高い作品『WIND BREAKER』。コミックスは既刊8巻なので、もう少し物語が進むとアニメ化などの映像化の現実味も増してくるかもしれませんね。

「東リベ」の発行部数にはまだまだ届いていないのが現状ですが、アニメ化などメディアミックス展開が進めば、一気に部数が上がることは間違いありません。そう遠くない未来に実現されることを願っています

Kayser


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