思い通りにならないから、無限の可能性がある
つよみーラジオの10回で、他者(今回はその中でも他人)について話しました。
レヴィナスの他者論では、色んな意味の中に「自分の思い通りにならないもの」という意味合いもあります。
アンコントローラブル
他人の意識や思考を完全にコントロールすることは、非常に困難です。
もちろん自分自身の意識や思考を完全にコントロールできるわけでもないですが、他人のそれはより困難になります。
他人は、こちらの意識や思考の外にいます。
だから、自分が思いもつかない思考、行動、判断をします。
それによって様々なトラブル、すれ違い、軋轢を生みます。
これが多様性による問題点。
しかし、しかし。そうだからこそ。
自分には思いもつかない発想ができます。
自分にはできない行動ができます。
自分では決して成し得ないことを実現します。
これが多様性による可能性です。
無限の可能性
僕が人間が好きな理由の1つがこれです。
決して自分では生み出せない、思いつかないものを、他人は創造できる。
無限の可能性が他人にはある。
そして、その無限の可能性を持った他人と接することで、自分にも無限の変化が起こる。
その無限の変化が起きた自分に接することで、他人もまた無限の変化が起きる。
これを繰り返すことで、人は変容し続ける。
思い通りにならないことを愛そう
他人を含めた「世界」は、加速度的に変化していきます。
その内容は、私たちの思い通りではないことも多いでしょう。
しかし、だからこそ世界は面白い。
その変化を楽しめたなら、世界の色も少し違って見えるかもしれません。
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