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子宮体がん2_貧血について

-貧血-よく聞く症状だが、きちんとした食生活&生活習慣の自分には関係ないことだと思っていた。
凄い自意識過剰、自己肯定感だと今になっては思えるが、貧血と診断されるまでは本気でそう思っていた。
 
貧血気味になっていたころ、私はその状態に気付かずにピラティスをやったり、朝のジョギングを始めたりしていた。しかし、運動後にどうしようもない脱力感に襲われることが多々あった。
 
使い古した雑巾、泥のような状態で横になって、一度横になると布団と自分が一体となってしまうようだった。起き上がるときは、体を布団から引きはがすようにして力をこめないと起き上がれなかった。
それでも、『体力落ちているのかな?もっと走り込んで体力つけないと!』と思っても、無理を重ねていた。
『つらいけど起き上がってやることやらないと!それが普通の人の生活だから…』ということで、だるい体を引きずって生活していた。
 
そのころは、漢方養生法も学んでいて中医師の先生に「顔や首筋が黄色いのは貧血の症状なんだけど・・・貴女、貧血じゃないですか?」と言われた時、内心『失礼な人だな!私が貧血のわけないじゃん!』とせっかくの忠告だったのに聞き入れられなかった。
 
だが、50歳健康診断で貧血の結果が出た。
今まで全てにおいてオール正常判定で問題がなかったのに急に貧血に要医療判定が付いたのだ。
問診の医師は「あれ?貧血ですね。この一年間に何か変化はありましたか?」と聞かれた。それで私もこの一年を思い返してみて、生理の頻発や出血過多ぎみであることを伝えると、直に婦人科を受診するよう言われたのだった。
丁度生理がなかなか終わらなかった(2週間もダラダラと出血が続いていた)ので、すぐに婦人科を受診した。
年齢的にもホルモンバランスの乱れるころなので、生理が長く続くこともあまり重く受け止めていない私と反して、医師は厳しい顔つきで「すぐ出血を止めます!」と処方して注射を打った。
医師や看護師の対応をみると、結構な大事のような対応だったので、少し驚いた。

 
鉄剤を服用すると運動しても疲れないし身体も軽い、だるいという感覚が消えた。なにより生きるのがラクになった。
鉄を補って初めて『ああ、私は鉄が足りてなかったんだ酸欠だったんだ、本当に貧血だったんだ』と実感したのだった。
 
せっかくアロマテラピー&ハーブ&漢方養生を学んでいたのに、学んでいるからこそ自分を過信してしまって、自分をしっかり見ることができなかったのだと反省した。

次回は 子宮体がん3_藪医者に通った経緯について 


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