オヤジギャグから生き残る為のパワーワード

飲み会で上司2人くらいと飲んでると、後半イカツイギャグが飛び交う時間あるやないですか。

上司A「お前タバコまだ吸ってんのかー」

上司B「すいませんw辞められなくてw」

上司A「なら吸うんじゃないよw」

上司B「？？？？？」

上司A「『すいません』なんだろ？w吸ってんじゃないよwww」

あぁ…

あぁぁぁぁぁぁぁ！！

的な時に。

こんな事を言われることがあるんですよ。

上司B「もうほんと面白いなぁwお前もなんとか言うてくれよw」

なんやとてつもない無茶振りは！？

闇のイロモネアを始めるな。

話は振り手に全責任があるわけやないですか。

「お前はどう思う？」って聞いた後に、聞かれた側がミスればフォローしたらんとあかんと思うんですよ。話したくもないのに無理やり話させる訳ですしね。

何もないゼロの状態でも振られたら1人草原にほっぽり出されるのに、今回イカツイギャグのせいでマキビシだらけになってんですよ？

何をしたって怪我するに決まっとるやないですか。

とは言え私も社会人経験を、ちょっとばかりしてきました。

オヤジギャグから生き残る為に何をすれば良いか。意外と使える万能ワードがいくつかあるんですよね。

1.とりあえず褒めとく

（例）

上司B「なんとか言うてくれよw」

俺「上手いこと言いますねwww」

（例2）

上司B「なんとか言うてくれよw」

俺「ハイレベルですねwww」

だいたいおじさんはこっちの話なんて聞いていません。

奴らは一緒に飲んでいる若手が、ある時からペッパー君に変わっていて、「オモシローイ」とエンドレスリピートしていてもゲラゲラ笑って話し続ける生き物です。だからとりあえず、大きい声を出して語尾を（笑）とするだけで、後輩は楽しんでいると錯覚します。

加えて褒められる事を渇望しているので、大きい声で（笑）をつけて褒めてりゃ勝手にいい気になっていることがほとんどです。

上の２つ以外でも、「発想がすごいw」「頭の回転早すぎますw」など、とりあえず褒めてりゃなんでもうまくいきます。

２.自分を落とす

（例）

上司B「なんとか言うてくれよw」

俺「学が無くて、追いつけなかったですwww」

（例2）

上司B「なんとか言うてくれよw」

俺「国語力な過ぎてわからなかったですwww」

「とりあえず褒めとく」の手の内がバレ出したなぁと言う時に使います。

おじさんは結果より過程を重視します。

最終的に行き着く先はおじさんを褒めるに繋がるのですが、そこに自分を落とすという過程があるだけで、「おっ！コイツの褒め言葉はヨイショじゃない！」と、彼らはまたハイボールを注文します。

愛くるしいですね。

3.正面から当たってみる

（例）

上司B「なんとか言うてくれよw」

俺「なんて言えばええんですかwww」

（例2）

上司B「なんとか言うてくれよw」

俺「なかなかのギャグですねwww」

ちょっと腹が立ってきた時に使う言葉です。

少し頭のいいおじさんは作戦を見破ってくる事もあるので、「本音で喋ってくれてるw」的に意外と仲良くなれたりもします。

他にも、「えぇ！？これ、面白いと思っての発言！？」「かわいそう…」「人生で一番無駄な5分」など言いたい事を言うてりゃ、当たるときは当たります。

4.イジる

（例）

上司B「なんとか言うてくれよw」

俺「すいません…あっ！これさっきの面白いやつや！」

（例2）

上司B「なんとか言うてくれよw」

俺「笑いそう。大爆笑しそう。」

本気で腹が立った時に使います。

年が近い先輩やノリが異様に良い人には狂ったように受けます。

最近、休憩中に後輩と話してた時のこと。

「犬井さんって、土日とか何してるんですか？」

「縦になったり、横になったりしてたら、気づけばサザエさんよ。」

「なんですかそれwwwめっちゃ面白いwww」

気持ちいい笑い声を浴びながら、とりあえず褒められるのも悪くないと思い始めている俺は、対策を立てられる側になってきているのかもしれませんね。