【短歌】朝ごはん暴走族 11 中村いぬ 2024年2月4日 16:06 幸福追求権 それはスーパーで野菜を選ぶときの目人を人をという人の 結ぶ靴紐ほどけていたり思い出は薄紅の頬の色 月高くして二月過ぎゆくたしかな愛が欲しいのだ スマホにぎる手ますます強くでかい石もう拾うことはない夕暮れの国設道路 車のみゆくどうですか二小節目に混ぜてほしい ナチュラル記号はつけなくてよい愛してる?わからん今はこの気持ち ごまかすように口渡しする帰り道 電線越しに見る空が いき吸うほどの広さであれば大切なものは目に見えない しかしたしかに降っている雪ニンゲンが待てる時間の測り方 ジャグチひねってオユが出るまでさみしさの歌は夜を背に走りゆく カワサキバイクのうなりであったり春風に吹かれて熟れた服たちを摘み取りながら笑ってほしい ダウンロード copy #短歌 #現代短歌 #note短歌部 11 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート