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タスクをあえてキリの悪いところで止めてみる【ユタカジン】

はじめに

こんにちは、ハレックです。

突然ですが、皆さんはこんなことに悩んでいませんか?

  • 新しいことを始めたけど習慣化できない

  • そもそも手を付けるのが億劫で、続く気がしない。

もしくはこんなこともあったりしませんか?

  • その日取りかかろうとしたタスクがあるのに、他のことに集中して時間を使ってしまい、タスクを先送りにしてしまった。

  • 1日の最初は集中してタスクを実行できるのに、後半になると失速してしまい、手を付けられなくなる。

これらは様々な原因で発生しているとは思いますが、その中の一つに、「キリの良いところまで進めてしまおう」という考えがあるからかもしれません。

私も過去に、こんな風に思っていたことがあります。

新しいことに手を付けて、キリの良いところまで進めようとしたらできたけど、かなり時間を使って、やりきった感がでてしまった。

過去のレビュー記録

1つのタスクに集中して実行した結果、他のタスクを実行する時間がなくなって先送りをしてしまった。

集中すると、キリの良いところまで進めたくなってしまうので、最初は良くても1日の最後で疲れて失速した。

過去のレビュー記録

今日は、そんな思いを変えられるかもしれない処方箋を用意しました。

それが、「あえてキリの悪いところで止める」というものです。


さて、今回もタスクシュート協会が運営するnoteマガジン「ユタカジン」への投稿となっております。

このnoteマガジン「ユタカジン」は、「自分らしい時間的豊かさを追求する」というタスクシュート協会の理念に基づき、タスクシュート認定トレーナーによって運営されています。

詳しい説明は、ぜひこちらのjMatsuzakiさんの記事をご確認ください。


なぜキリの悪いところで止めるのか

キリが悪いと続きが気になる

実はキリの悪いところで中断すると、中断したタスクのことを意識している状態になります。

よく連続ドラマや週間の連載漫画でも、「えっ、ここで終わるの?」と思うことがありませんか?そして翌週まで続きが気になって仕方がない!という状態になること、あるのではないでしょうか。

これはまさしく、キリが悪いところで止めたので続きが気になる状態と言えるでしょう。

この続きが気になる状態というのが大事で、続きが気になるからまた手を付けたい、という状態を意図的につくることで、自然と習慣化してくるようになることでしょう。

キリの良いところまでタスクを実施すると「やりきった」感がでてしまう

よくキリの良いところまでやってしまおうという気持ちがでてしまいがちだと思いますが、キリの良いところまでタスクを実施してから休憩すると、やりきった感が出てしまいます。これは皆さんも良く経験しているのではないでしょうか。

そして、いざ続きをしようと思っても、またイチから集中力を高める必要がでてしまい、かえって時間がかかってしまいます。

それを逆手にとって(?)、キリの悪いところであえて中断して休憩などすることで、また手を付けたい、続きを早くやりたい、という意欲を出すことができます。

そして、その意欲があることで、すぐに集中して続きに取り掛かることができるようになります。

全てのタスクをキリの良いところまで進めようとするとプランが瓦解する

私がキリ良く終わらせることを避けようと思っている大きな理由がこれです。

全てのタスクをキリの良いところまでやろうとすると当初見積もっていた時間より大幅に遅れてくることになります。

大抵、自分の立てたタスクの見積もりは、その通りにうまくはいきません。それは多くの方が同じような経験をしていると思います。

それでもタスクをキリの良いところまで進めようとしてしまうと、後半に残ったタスクを処理できず、先送りが生まれてしまいます。

この先送りは続けていくと、本来はやりたかったことができなかった、というモヤモヤが溜まってしまったり、いつの間にか締め切り直前のタスクが大量に発生してタスクに追われてしまったり、ということを招くことになります。

そのため、できるだけ先送りしないようにタスクを進めることが大切です。

逆に、キリが悪いところで中断しても、全体のタスクが全て実行できて先送りが0で終わったときは、素晴らしい達成感を得ることができるでしょう。

なお、ここでの実行とは、タスクに着手すること、としています。

どうやってキリの悪いところで止めるのか

さて、キリの悪いところで止めようと思っても、実際にやってみると、やはりキリの良いところまで進めたいと思ってうまくいかないことが多いでしょう。

そのために、ツールの力を頼ることを検討してみてください。

ここで私がオススメするツールは、もうすぐ正式リリースを迎える予定の「TaskChute Cloud 2」(以下、TCC2と書きます)です!

このツールの素晴らしさは、既に多くのタスクシュート認定トレーナーの方がお伝えしていますし、かくいう私もそのうちの一人です。
TCC2について気になった方はぜひこちらの記事も読んでみてください。

さあ、キリの悪いところで止めてみよう

やり方は簡単です。まずは開始ボタンを押すだけです。

そして、見積時間を超過したら躊躇無くタスクを停止しましょう!
TCC2には各タスクの見積時間を設定できることはもちろんのこと、見積に対していま何分進行しているのか、つまり残り時間がわかるようになっています。

残り時間はあと半分!

じわじわとバーが右側に進んでいくのです。このタスク、残り時間内に終わるのかな、終わらないのかな、という緊張感も持ちながら、タスクを実施していけるんですね。

終わるか?終わらないか?

そして、このように見積時間を過ぎるとバーが赤くなります。こうなったら、できるだけ早く停止しちゃいましょう!

終わらなかった!けどここで停止!

さて、このようにしてタスクを無理矢理停止したとき、キリの良いところまでタスクを実行できているでしょうか。ほとんどの場合、キリが悪いと思います。

そうです、大体、これくらいでいけるだろう、というタスクの見積もりは、その通りにいかないことがほとんどです。なので、時間内に終わらなくても当然ですし、そこに対して悲観することはありません。

ですが、皆さんが抱えているタスクは、今キリの悪いところで止めたタスクだけではないはずです。

ここでこのタスクをキリが良いところまでやってしまおう、とするとどうなるか。そう、ここから、当初立てたプランが瓦解していくことになり、先ほどお話ししたタスクの先送りが発生してしまう、ということになるのです。

まずは先送り0を目指そう!

では、キリの悪いところでタスクを止めました。この後はどうしていけば良いのでしょうか。

やることは今までと特に変わりません。残りのタスクを実行していきましょう。キリが悪く終わるのを恐れずに、先送り0を目指していくのです。

先送り0まで残り1タスク

そして先送り0が無事達成できたら、

先送り0達成!!

キリの悪いタスクに改めて取り組んでいきます。
ここでは2パターンの取り組み方があるでしょう。

キリ悪く終わらせたタスクを再度やってみよう

パターン1:その日のうちに再度実施する

キリ悪く終わらせたタスクは、すぐにでもタスクを再度やりたくなっていることでしょう。

お待たせしました、キリの悪く終わらせたタスクを再実行してください。
TCC2では実行後のタスクの実行ボタンにカーソルをあわせると「再実行」というボタンに変わります。

これを押すことで、簡単にタスクの再実行が可能となるのです。

どうでしょう。
こんなに簡単にタスクの再実行ができるのであれば、キリが悪いところでタスクを終わらせてもなんら問題ないと思いませんか!?

そして、このときには既に先送り0を達成している状態、つまり今日やるべきことに手を付けて、全て前に進めている状態になっているのです。

すなわち、やりたかったタスクにどれだけ時間をかけても大丈夫な状態になっている、ということなのです!

パターン2:別の日に再度実施する

先送り0を達成したときには既に1日の終わりを迎えていたり、もしくはパターン1で好きなだけタスクを実行してもやはり終わらなかった、ということもあるでしょう。

もしくは、習慣化したいタスクであればそれこそ1日で終わるようなタスクではなく、他の日にも継続して実行するものの方が多いということもあるでしょう。

そんなときは、ルーチンを設定しておきましょう。
ルーチンの設定もTCC2なら簡単にできますし、ルーチンの頻度(毎日やるのか、平日だけなのか、土日だけか、特定の曜日か、などなど)も自由に設定できます。

これは平日にのみ実施するルーチン

キリの悪いところで止めたタスクは、次も進めたいという気持ちが強く芽生えています。

ルーチンを設定することで、次回も手を付ける、というきっかけを作ることができるのです。

そして、ルーチン化されたタスクを実行する→キリ悪くタスクを止める→また実行したくなる→ルーチン化されたタスクを実行する→・・・

このように良いループが生まれ、自然とそのタスクは習慣化していくことになるでしょう。そして、習慣化されたタスクは内容も洗練され、終わりがあるタスクを習慣化していたのであれば、無事期限ぴったりに終わっていくことになるでしょう。

キリの悪いところで止めると困るもの

さて、ここまででキリの悪いところで止めることによる絶大な効果はわかってきたかと思いますが、当然ながら、キリが悪いところで止めると困ってしまうものがあります。

そういうものはキリの良いところまで進めるのがベストでしょう。
例えばこういうものです。

料理
カレーを作るときに、野菜を煮込む工程をキリの悪いところで終わらせようと1分で終わらせたら、煮込まれなくて固いジャガイモを食べることになるでしょう。料理は、レシピに書いてある時間と手順を守ってキッチリやるべきです。

試験
試験でキリの悪いところで中断すると合格はおろか最悪失格になってしまうでしょう。試験はしっかりと決められた時間内に取り組んで実施するべきです。

よくよく考えれば当たり前と言われるものばかりですが、何が言いたいかというと、全てをキリが悪いところで止めれば良いというものではなく、取捨選別をしっかりとしましょう、ということです。

おわりに

「キリの悪いところで止める」こう言われるとシンプルな方法だと思いますが、その効果は習慣化にも、先送り解消にも非常に効果的になるでしょう。

ぜひ、今回紹介した内容をもとに、自分らしい時間の使い方を見つけてみてください。

ハレックでした。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ぜひ私自身と、本マガジンをフォローしていただけると嬉しいです!

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