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創作メモ(2020/4/12):今後書く予定のやつのうち軽量級のものの案のメモ書き:『巨人(とろる)の大家さんと俺』

案2:『巨人(とろる)の大家さんと俺』

概要:俺が巨人のねぐらやなわばりや外でダラダラ過ごす、やや殺伐としたほのぼのファンタジー日常もの


舞台1『巨人のねぐら』

俺達(ふうまん)
「俺」:巨人のなわばりで巨人のねぐらを転々としている狩人。一人称は「俺」。

巨人(とろる)
「大家さん」:特に使う巨人のねぐらの主。「俺たち」や「龍」に非常に甘い。謎の言語や、「俺たち」に似た(意味の通じていない)言語で語りかけてくる。一人称は「わたし」と言っているように聞こえる。

龍(どれいく)
「どれいく」:大家さんの下僕。おっかない風に見えるが、案外「俺たち」に甘い優しいやつ。謎の言語を喋る。一人称は「ぼく」と言っているように聞こえる。

小型獣(えもの)
「俺たち」のよく狩る獣。大家さんはこれを苦手としている。言語があるようだが、よく分からない。


舞台2『巨人のなわばり』

鉄人(ごうれむ)
巨人の下僕。巨人よりさらに大きいが、中はがらんどうになっている、固い金属の塊。巨人が中に乗ると、独特の形状の硬柔らかい脚で、ものすごい速さで走る。とてつもなく臭い。
「俺たち」がうっかりしていると、蹴飛ばされて死ぬこともある。衝突直前に絶叫することがあるため、何らかの言語があるようだが、よく分からない。
稀に打ち捨てられた死体があり、「俺たち」にしばしばねぐらとして使われる。雨風はしのげるが、錆臭く、気温も外にいるのとあまり変わらないため、巨人のねぐらほどには快適ではない。

死神(ばるきり)
巨人の捨てた肉片等を漁る、空飛ぶ黒い凶悪な恐ろしい生き物。何かあるとけたたましく叫んでいるため、何らかの言語があるようだが、よく分からない。


舞台3『巨人のなわばりの外』

光の妖精(ああるぶ)
細長い体型の赤毛のやつら。優秀な狩人だが、自分の優秀さを鼻にかけているところがある。闇の妖精をナメており、小人をスナック感覚で狩る、実はおっかない存在。謎の言語を喋る。一人称は「おら」と言っているように聞こえる。

闇の妖精(どえるぐ)
丸い体型の茶髪のやつら。狩りはあまり得意ではなく、光の妖精が残した肉片を拾う。稀に小型獣を狩ることもある。光の妖精にナメられているところがある。謎の言語を喋る。一人称は「おで」と言っているように聞こえる。

小人(ほびと)
小さく細い体型の金髪のやつら。極めて優秀な狩人で、自分より大きな大型獣を呼吸のように狩る。その代わり、自分自身が光の妖精に狩られることがあるため、光の妖精を極めて警戒している。謎の言語を喋る。一人称は「おいら」と言っているように聞こえる。

大型獣(おおもの)
妖精たちのよく狩る獣。小型獣より大きい。ごく稀にしか聞いたことがないものの、どうやら言語があるらしいのだが、そもそも滅多に鳴かないのでよく分からない。
小型獣にも大型獣にも、巨人に飼われている「家畜」がいる。
子供の巨人のねぐらに、小型獣や大型獣の牧場があるが、謎の素材で出来た壁等で囲まれているので、手出しが出来ない、という話が出て来る。

悪魔(でいもん)
巨人のなわばりの外で最強の存在。巨人とほぼ同じ大きさだが、腕力や脚力は悪魔の方が圧倒的に高い。
謎の言語を喋る。時々「わりゃあ、ひもじいわあ、ひもじいわあ」と言っているように聞こえる。この声が地響きのように広がると、近々何らかの妖精たちや大型獣が食われて死ぬ。このため、少なくとも妖精たちは悪魔を真剣に恐れており、万が一にも出会わないように、その濃厚な悪魔臭を避けて通る。
巨人たちもこれを極めて警戒しており、ごく一部の勇猛な老いた巨人たちは、悪魔に唯一勝ち目のある謎の武器『魔槍(妖精たちによって「るうん」「るいん」「るう」等発音が微妙に異なる。「俺」には「らあわだ」に聞こえるし、どれいくには「らいふる」に聞こえる)』を操る。
この魔槍そのものも妖精たちにとってしばしば死の脅威である。そのため、妖精たちは巨人たちや、魔槍の帯びる金属的な刺激臭を、やはり極めて警戒している。
「俺たち」や龍が魔槍で狙われることはほぼない。ただし龍の中でも勇猛な者は、魔槍を持つ巨人と共に、悪魔相手に戦うことがあるという。

蟲(むし)
巨人のなわばりの外に出ると、時々髪の中に紛れ込んで来る。大家さんはこれを嫌う。

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