不思議なAさん。

こんばんは。
おひさしぶりのnoteさん。
ただいま夜の1時。
今日は18時から24時まで変な時間に大爆睡かましちゃったので目が冴えている。
とゆーことで久しぶりにnote。
きがつけば2ヶ月ほど空いたのか。
なかなかやね。

最近、とゆーか1ヶ月前からインスタでおすすめの本を紹介してもらって片っ端から読んでいくとゆーのをやってる。
これは前もやったけど普段絶対読まない本も読めるし、選書からその人の人間性が見えるのも良い。
その皆さんからのおすすめ本の中に
くどうれいんさんのエッセイ「うたうおばけ」
という本があった。
岩手出身、在住の歌人であるれいんさんのエッセイなんですが、れいんさんのお友達のことがたくさん書かれていて
「れいんさんの友だちはおもろい人たくさんやなぁ」
と読んでて楽しかったのですが(れいんさんの文章も視点も感じ方もとても素敵やった。)、
自分の友だちも中々な気がしたから自分も
友だちのことを書いてみよーかなーと思ってみました。
自分のことばっかり書いてたけどたまに友だちシリーズを挟むスタイルにしてみます。
ゆーて挟むほどポンポン投稿してないけど。

さて。
友だちシリーズ1発目。
1発目はAさん。
Aさんは秋田の友だち。
めちゃくちゃカッコいい踊り手さん。
実は秋田に行こうと思った1番最初のキッカケはAさんが踊りで参加している映像作品を見たこと。
だから最初はインスタ越しにメッセージのやり取りをしてるだけだったけど、その時大阪にいた僕が急に
「秋田に行こうと思ってます〜」
と連絡したら
「えぇ⁉︎秋田に?旅行とかじゃなくて⁇ちょっと一回お話ししませんか?💦」
となって急遽zoomでお話しすることになった。
今思うと確かに急にSNSで繋がってるだけの人がなんのとっかかりもなく移住してくるなんてのはびっくりな話だと思うけど、
ただその時の自分の感覚としては勝手に秋田に1人でお邪魔させていただくけどせっかくやし知り合いの方にも連絡しとこ〜くらいのノリだったけど
zoomでお話ししてるとどーやらAさんは
「せっかく大阪で楽しそうなのに、秋田に来てもし楽しくなかったらどうしよう。。と思って💦」
とのこと。
なんて優しい考え方なのか。。笑
そんな風に人を心配できるのってすごいことやなぁと思う。
僕は優しい人が好きやからzoomでお話ししてるだけでこの人のことも好きやなぁと思った。
「楽しいかどうかは僕次第なんでそこはぜんぜんお気になさらずですよー!笑」
と返した。

この話はAさんの優しさの話だけど、秋田に来て10ヶ月が経とうとしてる今思うと僕の出会ってきた秋田の方々みんなが持ってる優しさでもあると思う。
秋田の人は「秋田」や「東北」単位でものごとを考えている気がする。
地元の意識が強くて広い。
何か話してても「秋田はこーだよね、だからもっと」
みたいね話がたまにある。
でも「大阪って」「東京って」みたいな単位で話すことって今まであまり無かったように思う。
周りの人やコミュニティ単位でものごとを考えていることが多い。
それは多分人の数もコミュニティの数も多過ぎて
ひとまとめにする発想があまり無いからとゆーのもあると思うけど、
秋田の人々が無意識に
秋田という土地を背負って踏み締めて
生きている感覚を感じるととても嬉しい気持ちになる。

Aさんとは秋田に来てから一緒に踊らせていただく機会があった。
その時滞在させていただいてたビルの一室で2人で踊った。
その時の感覚がとても不思議で今でも印象に残っている。
だいたい人と踊る時ってその人のことがお話しを沢山する以上に理解できることが多い。
それは言語にできる時もあればできない時もあるけど、身体がその人を感じる。
言葉にできる時は
「おー。緊張してる。人見知りなんかな。あら。でも無邪気な部分も。ほぐれたのかな。嬉しいね。むむ。そんなとこもあるのか。へへへ。」
てな具合(ちょっとちゃうけど。完璧には表現できない💦)
言葉にできないときは
「おおぉおお〜あぁ〜〜〜はあぁ〜〜」
てな具合。
でもAさんと踊ったときは初めて
「どんな人なのか全くわからない!」
とゆーことしかわからなかった。
めちゃくちゃ不思議な体験だった。
Aさんはとにかく不思議なのだ。
まず生活感がまるでない。
一体普段どんな生活を送っているのか全くわからない。
いつもふわふわした雰囲気で何を考えているかわからないとゆーより何も考えてないんじゃないかと思えるくらいおっとりしてる。
ただ自分の踊りの作品を観に来てくれた時はめちゃくちゃ鋭い角度からの感想をいただいてハッとさせられたりもする。
Aさんはたまに僕の出演するイベントを告知してくれたりするけど、その時はいつも
『謎のダンサーが◯◯で踊るそうです!』
みたいに『謎のダンサー』とゆー単語を連発する。
「私的に犬doggは『謎のダンサー』にしたいんだよねー笑」
って言ってるけど僕からしたら
「いやあんたの方が謎やがな」
っていつも思う。

踊りも人間性もとっても軽やかだけど芯が強くて誠実なAさん。
掴みどころが全然なくてそこも魅力的なんだけど、
なんでそーなのかなって考えて今思いついたのは、
Aさんは多分とってもシンプルなんだと思う。
単純って感じではなくシンプル。
なんとなくだけどいらないことを入れずに生きてる感じがする。
掴みどころが無いから複雑に考えてしまうけど、
実は思ってるよりシンプルだから余計に掴めない。みたいな。
見たり聞いたりすることや自分の感じたことを
そのままのカタチで受け止めたり愛したり手放したり取り出したり投げたりしてるんじゃないのかな。
こーやって考えてみてもやっぱり言い当てれる気はしないからこれからもそのわからない感じを楽しんでみようと思う。
いつも遊んでくれて有り難うございます。

そして、

僕の公演を見てくれたとき、
「私たち(Aさんとその友だち)はピュア好きだからさ。それだけでも良いんだよ。」
って言ってくれて有り難う。

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