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スペイン生活あるある(闇編1)

いくつかスペイン関連の記事を書いてきて、基本的にはスペイン・バルセロナ生活を大絶賛してきたけど、その裏には「?!?!」とか「😱😩🤬」的な絵文字を使いたくなる場面に多々遭遇しました。。。今はもう昔の良き思い出ですが、なんか思い出したので書いてみる。スペインに今から行く人、何があってもなんとかなる、とドーンと構えて行きましょう笑。

①TIE問題

TIE:La Tarjeta de la Identificación de Extranjeros 外国人身分証明カード

スペインに住む外国人には必須のTIE。
本来は特に問題もなくスムーズに取得できるのかもしれないけれど、この発行プロセスに私に起こったことはただの不運なのか、スペインあるあるのなのか、、、どっちにしろ3ヶ月ほど毎日ヤキモキしてました。

・8月下旬、書類を揃えて同じ日に予約取った同級生たちと一緒に海行くついで程度にTIE申請しに結構遠い目の警察に行く。
みんなはサクサク話を終えている。まぁ紙提出するだけだからね。
のはずなのに、私、スペイン語分からないのに、担当の人に何かをブワーってまくし立てられて、帰った帰った!的に追い返される。え?みんなと反応違いすぎない?
一人オロオロしていたら、スペイン語話す同級生が横に来てくれて話を聞いてくれる。

「あなたのTIE既に発行されている」って言ってるよって。

???

んなわけないから!スペインなんて旅行で5年前に来ただけだから!

とにかく詳細を聞くと、「サラマンカで、2010年にあなたの名前、かつあなたのNIE(TIEに必要な識別番号的な番号)でTIE発行されてます。なので申請できません。」とのこと。
サラマンカ、どこですか。2010年にスペインに来たこともないし、TIE発行のプロセスもしたことあるわけない、、のに、、、そして同じ名前でって何それ気持ち悪いなぁ、、(私の名前はそんなによくある名前でもない)
同級生も上記を職員に伝えてくれたけれど、にべもなくまたも追い返される。

どうしたらいいんだよ、、、ということで、ガン萎えするも、ここで何もしないわけにも行かないので、とりあえず役所にメールを打つ。(スペイン語話す同級生が翻訳してくれる、みんな本当にありがとうって思う。。。)そして同時に学務へも状況説明。学務曰く、こんなこと初めてなんだけど!ってなって、警察か役所にメールしてくれたっぽい。でもその警察に送ったメールの内容も結構雑。(スペインあるあるかよ)NIE番号間違ってるし、伝えられた年は2011年で送っちゃってるよ。それでもなんとか話が通じたらしく、数週間後にメールで新しいNIE番号が届く

ということでTIEのプロセスリスタート。(初めからやり直し)。でも今回はなぜだかアポはいらない(sin ceta)とか言われて混乱しつつ、どうやら別の警察ではウォークインを受け入れるところがあるらしい、、、という何も信じられない状態で、別の警察に行くことに。詳細の説明とか絶対一人じゃ無理、って思ってスペイン語話す友達に頼んでついてきてもらう。1学期目で授業パンパンの時期だったから、本当にこのやりくりで心労。。。友達にもほんと申し訳ないし、このタイミングしか無理、みたいな感じで授業を泣く泣くキャンセルしたり、、、でもスペイン語話せないし、役所の人鬼冷たいし、、、ということでしょうがない。病んでたこの頃。

とりあえずなぜかウォークインでも対応してもらえて、(え、じゃぁあれだけ苦労してみんな予約取ろうとするのはなんなのよ、、、とか思ったり)なんとかTIEもう一度申請手続きして、ここで問題発生。

私1ヶ月後くらいにBCFがあるからスペイン離れないといけないんだけど??VISAもそれくらいに切れるんだけど??TIEのカード発行に3−4週間かかるんだよね??もう何も信じられないし、3−4週間で発行も、ラッキーだったら、ってことかもしれないよね??もし間に合わなかったらどうしたらいいのよ??てもう疑心暗鬼の塊になり「I'M SO WORRIED!!!」ってことでまた学務に相談。そしたらAuthorization to Returnっていう書類を発行してもらわないといけないですって。何それーーー。でまたプロセスの説明を受ける。わかった、またどこか役所に行かなくちゃいけないのね。

でここでまたすんなりいかず。この書類申請の予約がなぜだかちっとも取れない。スペインの警察・役所って本当にどうなってんのよ??もうこの日は諦めよう。で、なぜだか他の日には(なぜだかミラクルが起きたらしく)予約が取れた。マジでどうなってるんだ。そして予約取れたはいいけど今までのプロセスとは全然違う役所に行かされる。この役所、何かの出先機関みたいなちっさい小部屋みたいで「本当にここであってるの??」って心配になる。でも確かその場で紙ペラ一枚渡される。

この紙一枚で確実にスペイン戻って来れるのね!!と超ハッピーに舞い上がってて、あーとりあえずなんとかなって嬉しいー!とか思ってたんだけど、結局空港でその紙を使うことはなかったっていうオチ。(え、この紙ゲットするのに時間も追い銭も払ってるんやけど、、、)ねぇ空港職員、私のVISA切れてるんだけど!入国させていいわけ???とか思ったり。。まぁいっか、もうスペインだもんね、、って色々どうでもよくなってくる。

そして多分12月にようやくTIEのカードを受け取る。これは家の近くでなんとかなった。(これも結構雑なシステムで、受け取り番号が貼られた紙がそのビルの1階のエントランスに掲示されて、受け取り可能かどうかがわかるんだけど、アナログすぎない??)

3ヶ月超のロングタームTIE登録プロセス。とかやってるうちにあっという間にRenewalしろとか言ってくるんだよね。嫌になるわ。

ということで、多分私がスペイン語がほぼゼロだったこと、スペインの役所システムをよくわかっていない(もしくは誰にもわからない)こともあって、予約の有無、予約の方法、申請する役所、受け取る役所がバラバラみたいなことがよくあって、大混乱。

大混乱しつつも、人の助けを借りまくって、嫌になりつつもなんとか諦めずのらりくらりとしてたら、結局はなんとかなるんだな。スペイン。こういうのって、旅行とかだと見えにくいところで、(まぁ電車が止まる遅れる、スリとかは旅行でもあるけど)生活する上では避けられない面倒なこと。日本だったら面倒なこともまぁ母国語で、プロセス通りやればここまで振り回されないよなーって思っちゃう。プロセスは面倒かもしれないけど。でも、スペインだと、「プロセス通り」がなかなか成立しない。言われることも、言う人によって変わったり。嫌になるよねーーーって友達とよく愚痴ってた。(銀行とかもそう)



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