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初めての市民ミュージカルを終えて

すてきなご縁に恵まれて、初めての市民ミュージカルに参加した。

人生で一度、やってみたかったミュージカル。
劇団四季にも一度しか行ったことはないし、
特にこれといったきっかけはなかった。
けれど、小さい頃家族で行ったディスニーランドのショーを見て
みんなが笑顔で楽しむなか、私はひとり感動して泣いていたことがあった。
キャストの方たちのはじける笑顔や、全力で踊ることの喜びや楽しさがあふれてて、それを受け取って全身で感じていた。
すごいなぁ、いいなぁ、かっこいいなぁ、って。
有名な「レ・ミゼラブル」や「グレイテスト・ショーマン」の映画をみたときも、からだのなかでぶわぁーっとこみ上げてくるものがあった。
そういうものを与えられるひとってかっこいいなぁって、思っていた。
憧れていた。

仕事をしながら、約半年間のお稽古は想像以上に大変だった。
でも記念受験ならぬ、記念ミュージカル(笑)のつもりもあったので
やれることはやろうと思った。
この半年は本当にミュージカルのことで頭がいっぱいだった。

大人になると、いろんな経験から、このくらいやるとしんどくなるのが
良い意味でも悪い意味でも分かってしまう気がしている。
特に、今まで頑張りすぎて辛くなったことがあるから自分をセーブする?
くせというか。。。もちろんそれはとてもとても大切なのだけど。。。

だけど今回は、久しぶりにやりきった!と言える感覚があった。
がんばった、わたし!って感じで。
なんでもかんでも頑張ればいいって思ってた頃から、
頑張るをいったんやめてみて、そっから何をどう頑張るか。。。。
ちょっと何言ってんのかわかんなくなってきてしまった(笑)けれど、
ちょっと考えてから、頑張ってみた。

今回だったら、いただいた役が自分の性格とは全然違う役で。
私の役のイメージは、人に指示をする、めちゃくちゃ自信のあるかっこいい女のひとだった。たぶん、自分のなかにもそういう部分はあるのだろうけど
自分のなかから出すのは難しかった。とりあえずイメージ作りに映画
「ココ・アヴァン・シャネル」を見た。自信のあるひとって、こんな言葉を?えっこんな行動を?・・・と感心した。めっちゃ良い映画だった。

自分はココ・シャネル!(笑)と思って歌ってみると、本当に不思議で顔が変わった。イメージや気持ちでこんなに変わるのか…!と驚きだった。
顔を作ることって大事なんだなって。鏡で自分の顔と向き合った。

なんだか久しぶりに学生時代の部活のような、
そんな熱い気持ちにさせてもらった。
終わってからの喪失感が大きかった。
今回の舞台に携わってくれたすべての方々に感謝の気持ちでいっぱい。。
あぁ、どうしようまたやりたくなってきている。
あんなに大変だったのに(笑)

楽しかったなぁ…!

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