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正直になる

今日は会社で自分の仕事の一部を、今後は部下の1人にやってもらうように話をしてきた。


自分の部下に弱いところを見せるなんてありえないと今までは思っていた。だけど仕事を代わりにやってもらうからには、きちんと説明するのが筋だと思ったので、今の自分の体の状況を説明した。

頭が回らない。忘れっぽい。目で見た数字が頭に入らない。体調を自分でもコントロールできないから急に休んでしまう日もある。

こういう状態で、他の部下十数名の作業予定を立てるのが難しい。「できないからやってほしい」と正直にお願いしてきた。

結果、すんなりと引き受けてもらえた。ホッとしたような、自分の存在意義が薄れていくような、なんとも言えない気持ちになった。

でもきっとこれで良かったんだと思う。回らない頭を無理やりフル回転させて立てた予定より、元々頭の回転が早い人が心にゆとりをもって立てた予定の方がいいに決まっている。

「できない」って認めるのは悔しいし、ある意味怖い。でも今は素直に助けてもらおう。自分のちっぽけなプライドを守る為に、仕事が非効率になってはいけない。現場を混乱させてはいけない。

何ができて、何ができないのか正直に。できないことはできる人に助けてもらう。それが今私が部下の為にできる一番の仕事だと思う。



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