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読書感想文 新井英樹『真説 ザ・ワールド・イズ・マイン』 、およびくるり『THE WORLD IS MINE』全曲レビュー
目次を覚えたぞっ はじめに こんにちは。その名の通り、読書感想文です。先月ぐらいだったかに読んでえらく共鳴しまして、放っておくと断片をひたすらTwitterで再放送してしまいそうなので、ひとまずここに全部書いときます。アルビニ追悼記事後編とどっちが先に仕上がるかわかりませんが、多分こっちの方が先になるでしょう。基本的に読んだ人向けの内容で、ネタバレは全開も全開で行きますので、悪しからず。文体とかもどっちらけの書き殴りです。 あと、マンガ本編の画像をバンバン引用します。最小
Steve Albini逝去に寄せて、彼の美学を語る。および、音楽活動・受容における「現場主義」に対する、安易なる批判。(前編)
はじめに 先日5月9日未明、衝撃的なニュースが音楽ファンの間にもたらされた。アメリカの著名な音楽プロデューサー・サウンドエンジニアであるSteve Albiniが、心臓発作により同月7日に命を落とした。この文章は彼の逝去に寄せて、彼の美学について筆者なりの見解を語るとともに、生前の彼のクラブ・カルチャーに関する発言を基に筆者の自論を展開するものである。だが、内容に先駆けて、まずは心から彼の死を悼み、冥福を祈りたい。Rest in peace,Mr. Steve Albin