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倹約、それが結局は一番の近道(前編)

FIRE(私の言い方では隠遁)に向けて、私なりに資産形成の準備をしてきました。その中で最も重要だったのは間違いなく倹約だったと思います。ここでは私の倹約に関する考え方や軌跡を記していきます。

倹約と我慢は別物

重要なのは、倹約と我慢は別物だということです。倹約というのは「不要なことに出費しない」ことです。我慢は「自分にとっては大事なことなのにお金を使わない」ことです。それぞれについて述べていきましょう。

気がつけばしている「日常の不要な出費」

何も意識しないでいると、私たちは日常で不要な出費をたくさんしています。それは自分が悪いということではなく、世の中がそうするように促しているのです。街を歩けばコンビニ、広告、おいしそうなお店・・・。

家から出なくてもネットには広告やインフルエンサーの告知であふれています。自分が意識して出費を抑えないと、気がつけばお金を使うようにできているのです。まずはこうした不要な出費をやめないといけません。そして、私は意識的にやめてきました。

スターバックスの500円のドリンク・・・要りますか?
コンビニの100円コーヒーでよくないですか?
いや、むしろ、家で自分の好みのコーヒーを淹れて、それをタンブラーに入れていけば十分どころか、より充実していませんか?

ペットボトルの水、コンビニスイーツ、外食等々。挙げればキリがありません。こうした100円、200円の積み重ねが大きかったとつくづく思います。

私は甘いものが大好きでして、どうしても食べたくなります。このため、外出する際には「自分のおやつセレクション」を持ち歩いています。これでコンビニの誘惑が大幅に減ったと思います。別に300円のケーキが食べたいのではなく、口が寂しいというか、ちょっと食べたいだけなんですよね。これはダイエットにも効果が大きかったと思います。

とても危険な「見栄に関する出費」

日常の出費よりも危険なのが、見栄に関する出費です。見栄の出費を抑えることが倹約の最大の要素といっても過言ではありません。

私がやらなくて大正解だったのがゴルフだと思っています。

いままで仕事関係で何百回とゴルフを勧められてきました。楽しいだの、人脈が広がるだの・・・。たしかにそうした面はあるのでしょうし、スポーツとしてのゴルフを否定する気はまったくありません。

ただ、ゴルフをやると、自動車、クラブ、ウェア、飲食等が必要になってきます。そして、これらはマウンティングの材料なので、いくらお金をかけてもキリがありません。私の知り合いで毎年のようにクラブを買い替えている人がいます。その人いわく「型落ちじゃ恥ずかしいよ」とのことでした。違いなんて他人にわかるのでしょうか?

見栄でいえば、高級時計や高級スーツ、カバン、などなどたくさんあります。女性だともっと多いのではないでしょうか。あと、身分不相応のレストランでするデートも見栄に入ると思います。私がこうしたものを買ってこなかったわけではありませんが、かなり制限してきたことで蓄財ができたと思います(もちろん、無駄に買ってしまったことによる失敗や後悔もたくさんあります)。

なお、私は結婚式も新婚旅行もしませんでした。やらなくてまったく問題ありませんでしたし、後悔はゼロです。これはパートナーの意向も大きいのですが、私は同じ価値観の女性と結婚しました(別の記事で書こうと思いますが、男性にとっては致命的に重要です)。自分が結婚式をやっていないので、他人の結婚式にも基本的には参加してきませんでした。

これらの見栄に大事なお金を使わないことで資産形成にかなり大きく寄与しました。

大きかった子供時代の教育

上記の倹約については、私が自分でこうした考えに至ったのではなく、親の教育が大きかったと思います。

私の親は決して貧しいわけではありませんでしたが、かなりの倹約家でした。いわゆる「ケチ」です笑

ただ、それが当たり前だったので、子供のときから10円、20円を貯金することを意識していました。すりこみって大事ですね。このため、意識して倹約してきたというよりも、倹約が自然な状態でした。

ただ、繰り返しになりますが、それでも無駄な出費はたくさんしてきました。これもまた経験だとは思います。

長くなってしまったので、続きは後編で書きたいと思います。

最後までありがとうございました。




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