半年ほど前に会社に退職の意思を伝えました。それからはさすがに新しい仕事も振られなくなってきて、今はそれなりにマイペースで仕事ができています。ストレスも大幅に減った気がします。 いわゆる「窓際族」という感じでもなく、退職を目前に控えながらも落ち着いて仕事をこなしているところです。それなのに、このタイミングが今までで一番給料が高いっていうのはなんだか不条理なジョークのようです。まあ、これまでの貢献への報酬だと思って、ありがたく受け取ることにしています。 退職への決断から半年を
私が退職を決断するに至った経緯は、突発的な思いつきや一時的な感情によるものではありませんでした。何年もかけて段階的に考え、熟慮を重ねてきた結果です。 退職について真剣に考え始めたのは、コロナが始まった頃でした。外出が制限され、自宅で過ごす時間が増える中で、これまでと異なる視点から自分自身と向き合うようになり、価値観や人生観にも大きな変化が生まれました。この変化が、最終的に退職を考える直接的なきっかけとなったと思います。 ただし、私の仕事に対する姿勢や価値観は、実はコロナよ
私は副業禁止の会社に勤めているため、これまで一度も副業をしたことはありません。もちろん、副業を検討したことはありました。しかし、そもそも時間が取れなかったことに加え、退職前に副業について会社とトラブルになり、退職金を減額されるリスクを冒すことは避けたいという気持ちがあり、副業を実際にやることはありませんでした。 今となっては、もう会社を辞める予定なので副業についてそれほど神経質になる必要はないのかもしれませんが、トラブルを避けたい思いは変わりません。 私の知人に副業をして
これまでの住居遍歴 私のこれまでの住居遍歴を振り返ると、実家暮らしから始まり、高校や大学時代は寮生活を送りました。その後、社会人になってからは借り上げ社宅を利用し、最終的には自宅を購入するという流れをたどりました。 このように、実は私は家賃を支払った経験がありません。これは間違いなく資産形成において大きなプラスとなりました。多くの人が家賃に悩まされる中、私はその負担を避けられたおかげで、資金を投資に回すことができました。 現在の住居 現在の住まいは23区内の中古マンシ
「Die with Zero」という本があります。基本的に本は図書館で借りる主義なのですが、そんな私が購入するくらいの名著です。 ざっと説明しますと、『Die with Zero』では、ただお金を貯めるのではなく、若いうちから経験や思い出に投資する大切さを説いています。時間や体力には限りがあるので、引退後に楽しむのではなく、人生の各段階でお金を上手に使うことが大事だという考え方です。資産を残すよりも、自分の人生を豊かにするためにお金を使うことを優先しようというメッセージが中
新しいことをやってみようと思い、kindle本を出版しました。タイトルはずばり「すぐにやる!思いつきでKindle本を出版してみた!」です。 「はじめに」の部分を公開します。もしご興味があれば、kindleでご一読ください。Unlimitedでも読めます。この努力を少しでも認めていただければ、高評価をもらえますとうれしいです。 はじめに はじめまして、イントンと申します。 私は新たな挑戦として個人で本を出版することを決めました。これまでに様々なことに手を出してきましたが
少し後ろ向きな話になるかもしれませんが、退職を決断した理由について正直に整理してお伝えしたいと思います。 私が勤めている会社は業界でも優良企業として高く評価されており、財務状況も非常に健全です。私の今年の年俸は約1,400万円であり、待遇面も恵まれた環境にあります。また、仕事における裁量も大きく、忙しい時期もありますが、リモートワークが可能で、残業もそれほど多くありません。 普通であれば、こんなに良い条件の職場を辞める理由などないと感じるでしょう。実際、多くの人がこのよう
以前の記事にも書いたように、退職後もなんらかの仕事をしようと考えています。金銭的な理由ももちろんありますが、それ以上に社会との接点を持ちたいという思いがあります。 今後はフルタイムで「宮仕え」をする気持ちはさらさらありません。それであればいまの会社で仕事をします。 選択肢は、パートタイムの仕事か自営業です。 パートタイムの仕事の候補としては塾講師を考えています。いま、塾講師はこの記事にあるように人手不足で大変とのこと。私はTOEICのスコアが975点という売りもあるので
退職やFIREを予定されている方は、ご自身の人生の今後について真剣に考えておられると思います。トリニティスタディの勉強とか資産構成やフルタイム以外の仕事の検討等々・・・。 日本人は真面目なので、多くの場合は慎重すぎるくらい慎重に検討して最終的な判断を下されていると思います。 私もそのつもりです。退職後に、仮にまったく投資をしなくても、仕事をしなくても、節約すればいまの貯金(現金資産)だけでギリギリ逃げ切れる見込みです。 ただ、それでも見込みが甘い可能性があります。このた
会社を辞める、といったときに必ず聞かれるのが「会社を辞めて何するの?」という質問です。 私は「生きる=何かする」ではないと思っているので、経済的自立(Financial Independence:FI)ができていればのんびり暮らしていけばいいと思っています。ただ、そう説明してもなかなか一般的には理解されません。 私の会社の上司と役員に対しては「自分で会社をやろうと思っている。決していまの会社と競合するビジネスでは無いので迷惑をかけることはない。ただ、詳細はお伝えできない」
突然ですが、自分が持っている服の数をパッといえますか? これに答えられるかがミニマリストかどうかのわかりやすい目安だそうです。ちなみに私は答えられません。そういう意味ではミニマリストとはいえないようです。 私の持っている服は、おそらく仕事関係だけでネクタイを入れると20点以上あります。そのほかに趣味のバイク関係でも夏用と冬用で合計10点くらいあります。その他をいれるとおそらく100点以上はあるはずです(200点はないと思います)。 私はミニマリストになりたいわけではない
世間ではFIREとよくいわれます。私も便宜的にFIREといっていますが、Financial IndependenceではあるもののRetire Earlyというのはしっくりきていません。あくまでサラリーマンを辞めて新しいステージにいく、という程度に認識しています。私なりにいうと「隠遁」です。 FIREだろうが隠遁だろうが生活は続きます。私の場合はパート程度の仕事をしている専業主婦の妻と高校生の息子がいますので、彼らの面倒もみなくてはいけません。そのためには生活のベースとなる
2024年の8月初頭に株価の急落が発生しました。日経平均の下げ幅でいえば過去最大だったそうで、歴史に残る株価変動だったことは間違いありません。 多くを有価証券で運用している私の資産も大きく目減りしました・・・が、相場環境を考えると比較的ダメージは少なかった部類だと思います。特に8月5日の底で売却せずに逆に買い向かうことができたことは投資家の端くれとして成長だと感じました。 2024年7月末の時点で、私はあの当時の株価上昇、特に一時的に160円を超えたドル円の為替レートは持
4月に会社への退職意思の通達を終えました。 その後に仕事でひと山ありまして、5月前半でひとつの区切りがつきました。仕事については色々とありまして非常にストレスがたまりましたが、収まるべきところに収まったという印象です。 かなりややこしく、かつ専門的な知識が必要なので、私の後任は誰が来てもかなり苦労するとは思います。ただ、できるだけのことはしてから去ろうと思います。それが長期的には自分の納得感につながるはずだと確信しています。ただ、モチベーションが無い中で仕事をするのもなか
前編では倹約のお話をしました。後編では我慢について述べたいと思います。 我慢をすると長続きしない 繰り返しになりますが、倹約はとても大事です。ただ、とにかくお金を使わなければいい、という考え方には私は反対です。それだと、何のために生きているのかわからなくなってしまいますよね。 そこで重要になるのはメリハリです。つまり、自分にとって大事なことにはお金を使うということです。 自分にとって大事なことにすらお金を使わないのは我慢です。いっときは我慢をできるかもしれません。ただ
FIRE(私の言い方では隠遁)に向けて、私なりに資産形成の準備をしてきました。その中で最も重要だったのは間違いなく倹約だったと思います。ここでは私の倹約に関する考え方や軌跡を記していきます。 倹約と我慢は別物重要なのは、倹約と我慢は別物だということです。倹約というのは「不要なことに出費しない」ことです。我慢は「自分にとっては大事なことなのにお金を使わない」ことです。それぞれについて述べていきましょう。 気がつけばしている「日常の不要な出費」 何も意識しないでいると、私た