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近況所感-仕事

 建設業界に籍を置いている私だが、この度工事課から営業課に異動し移動することになった。本人意思半分と人事都合半分である。けっこう希望とモチベを感じている。

 建設業といってもピンキリである。都市部と田舎、現場監督と作業者、技術者と単純労働者、会社規模やお客さんからの次元的な距離、など。こうして考えてみると二年間とはいえ業界の空気「感」が掴めるようになってきた。清濁併呑、口八丁如何、合理主義と人間関係、一念岩をも通すという感じだろうか。(これだけ見ると酷いな)幸い我が社の先輩方には…人間性を失った亡者の方もいるが、これぞプロフェッショナル!痺れる憧れる!というのも居られる。どこに行ってもこんなもの、という感覚があるのは、ただ幸福ではないのかもしれない。

 そんな中で具体的に30~40kgくらいのマシンをぶん回して取り扱う作業、運動を続けていた。歯医者で指摘されたが、頬の裏に噛み合わせのラインの跡がくっきりあるようだ。今でもまだ残ってるようだ。肉体的にはボチボチしんどかったが、(ここに任意の言葉が入る)どうなんだろうな…

 一年以内に営業に行くだろう、と歩くパワハラといわれる老害から言われた。入社して一発目の現場の帰りだった。どうも俺は営業向き、つまり現場向きではないか、より営業畑の人間であるように見えるらしかった。自身をを取り巻く流れを受け入れることは割と得意である。そうあるべしとして在りようを決めている感じもある。それは競争して他人を蹴落とす自信がないからだろうか。融和政策的に動く人生戦略は自分に向いていると思っているので、怠慢を退けて自信を付けつつやっていこう。

 しかし、この仕事に対しての精神的リソースの割きようはどういうことだろうか。父はどうやって生きてきたのだろうか…最近気になってきて仕方ない。



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