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【エッセイ】回るヒト、回らないヒト。

こんばんは。


放課後、駅前をふらふらとしていたら、友達とばったり出会った。
同じ学校の友達。
でも、話すのは久しぶり。

春休みもあり、今はクラスも違う。
この2つのかみ合いのせいだろう。

クラスが同じだった頃、その人とよく関わっていた。

「クラス」という壁は大きい。
たとえその壁が1枚だとしても。

自分からLINEを送ることもあまりない。
こうして2ヶ月は話していなかった。

ひさびさに会うと、まず「最近どう?」という話で盛り上がる。

「バイト始めたんだよねー」


((???))


詳しく話を聞いてみた。
授業が早く終わる平日 と 休日の午前中、
家の近くのコンビニで 3時間程度、
バイトをしているらしい

どうやら朝のシフトの方が時給が高い(らしい)。

この話を聞いた私は
「へー、すごいね。」
くらいの軽い言葉で返した。

…いや、受け流した というのが正しい。

この時の私は、「尊敬」と「焦り」を同時に感じていた。
気持ちが一気に募ってしまい、言葉にできなかったのだ。


・・・


この尊敬も焦りも、その友達が すごい からこそ感じている。

勉強ができる。
コツコツと積み重ねをしている。
時には、リミッターを外したかのように取り組む。

加えて、生徒会もやっていた。
リーダーとして仕事をこなせるという一面も持っている。

家事も少しやっているらしい。

淡々とタスクをこなす。
出し惜しみはしないし、サボることもない。

それを毎日のように見てきた。
「回る」人間が、活力があり有能だということを。

その友達が「バイトをする」という 新たな行動 を起こす。

どんどん置いて行かれるような感覚。
それが焦りに繋がったのだろう。


私も何かしたらいいのか。
いや、無理だろう。

今の私は、回っていないのだ。

学校も少し休みがち。
季節のせいもあるが、それ以上に気持ちが追い付いていない。
行ったはいいけれど、疲労で動けないこともある。

文章を書くことも難しいときもある。
上手く言葉にできない。
思考がまとまらない。

動ける日もあれば、ダメな日もある。
そんな不安定な状態。
バイトなどこなせる気がしない。

どうしたら回るのか。


・・・


考えてみたが、「回る」と「回らない」は変えられない気がする。
その人の持つ感情や 価値観によって決まっているように思う。

負荷をかけることで、自分を鼓舞して生きる。
その負荷を「生きがい」とするのが、回る人間なのだろう。

しかし、「回らない」人間にとって、負荷は「負荷」なのだ。

私がその友達と同じスケジュールで動いたらどうなるのか?
おそらく挫折するだろう。
起きている時間のほとんどを活発なままでいる。
それに耐えられそうにない。

だからこそ、負荷の コントロール をしようと思う。

どこで力を出すか、どこで力を出さないか。
それができれば、体調をくずしたり、無気力になるのを防げるようになるかもしれない。


「回らない」であっても、生きていかなければならない。
そのために「上手な生き方」を探す。





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