SPIの性格テストに対する疑問
私はコロナウイルスがのさばる中、まさしく就職活動中なのですが、その中で疑問に思ったことがあり、今回の文を書いてみました。
まあ就活を経験されたほとんどの方はご存じだとは思いますが、SPIという試験があり、いわゆる就活における共通の筆記試験+性格診断みたいなものです。
表題の通りで、そこの性格診断の部分に疑問を持ったので今回の文を書くに至りました。
まず前提として、テストで性格をある程度把握し、面接などに用いることに対して反対しているわけではありません。現状の新卒一括採用、しかもオンライン化が進んでいる中で、一社のエントリー数が膨大になっています。採用活動効率化のための1手段として、否定できるものではないと考えています。
私が疑問を呈したいのはテストそのものの内容についてです。
例えば、テストでは A内向的 B外交的 どちらに当てはまるか、のような聞きかたをされます。もちろんこの場合のAとBは相反する性格、特徴であるため、この質問の意図は理解できます。もちろん時と場合によるとは思いますが、「どちらかと言えば」内向的か、外交的かという判断はできると思います。
ただ、中には相反しない項目やそもそもベクトルの違う要素を並べ、「どちらにあてはまるのか」と聞いていることがあると思います。
例えば、A個性的 B常識的 どちらに当てはまるのか、といった質問がありました。
一見両立しなさそうと考えるかもしれませんが、私はこの2つは両立するものだと考えています。常識的だから個性的でないわけでもないし、個性的な人でも常識的な人はいると思います。(個性的という言葉の定義にもよるのでしょうが)
他にも A協力する B個性を発揮する こんな項目もありました。個性を発揮することで協力する場合もありますし、むしろ個性を発揮せず協力するのはどちらかといえばただの「同調」だと思います。
とはいえ、答えなければいけないのでとりあえず、回答するのですが、そこまでテスト主催側が加味しているかと言えばそうではないと思います。結果を見る側からすれば「協調性あり」か「協調性なし」かの結果しか出ないわけです。
一応性格検査でも落ちたり、落ちなくとも先入観を持って見られたりすることはありますので、どうかSPI作成者であるリクルート社におかれましては何卒精度を高めていただきたいと思います。
まあ多くの就活生はこんなところまで考えてはいないのでしょうし、私がひねくれているだけなのでしょうが。
繰り返しになりますが、このテストの目的自体を否定するつもりはありません。ただ、「どちらか」と問うてる以上は両立し得ないものにすべきだと思います。
こういうこと書いてる時点で就活向いてないんだろうなあ...笑
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