ロシア軍によるクラスター弾の使用
事実関係
ロシアがクラスター弾を使用していることが報道されています。
2022年2月25日、ドネツク州の病院におけるクラスター弾の使用
2022年2月25日、保育所と幼稚園におけるクラスター弾の使用
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兵器の使用に関する専門家であるWilliam Boothbyの分析記事はこちら。結論だけご紹介します。
国際法上、ロシアまたはウクライナによるクラスター弾の使用は禁止されていない(両国ともクラスター弾禁止条約の加盟国ではないので)。
クラスター弾が、特定の目標に向けられないように、あるいはその効果を特定の目標に限定できないように設計されており、したがって、軍事目標と民間人および民間物を区別なく攻撃する性質を持つ場合、それは禁止されている。
兵器の使用が無差別と適切に評価できる場合、その兵器自体が無差別原則の下で禁止されるであろう。
特定の種類のクラスター弾が本質的に無差別でないと判明した場合でも、特定の機会に使用された場合は無差別攻撃の禁止に抵触する可能性がある。この規則が破られたかどうかの評価には、標的法の慎重な適用が必要である。 攻撃決定時に攻撃側指揮官が入手できた情報、その指揮官がさらに関連情報を得るためにとった措置、予想される民間人の負傷と民間物への損害、攻撃から予想される軍事的利益、攻撃側指揮官がとった予防措置、相手当局が攻撃の影響に対してとった予防措置などを考慮するべきである。
故障率の高い爆発性兵器システムを採用している国は、CCW第5議定書が課す重要なERW整理、除去、破壊および支援の義務に留意する必要がある。
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