見出し画像

東北6県、『ココロイキルヒト』探訪レポ | #02 特定非営利活動法人STORIA

みなさん、こんにちは!
INTILAQメンバーの神尾です。

東北のココロイキルヒトの活動拠点をINTILAQメンバーの神尾が訪ねる『東北6県、「ココロイキルヒト」探訪レポ』

第2弾となる今回は、
特定非営利活動法人STORIAさんの活動拠点にお邪魔してきました!


[ココロイキルヒト紹介]

特定非営利活動法人STORIA

画像5

2016年設立、経済的困難を抱えた家庭と子どもたちをサポートするNPO法人。子どもに「生きる力(非認知能力)」を育み愛情の循環を生み出していく取り組み(食育や学習支援、体験学習など)を地域・行政・企業と協働しながら行う。代表理事佐々木さんはSIA2017卒業生。
特定非営利活動法人STORIA HP

STORIA代表理事佐々木さんのSIA発表動画↓
(奥羽の杜HPより引用(https://sendai-startups.org))


[探訪レポ | #02 特定非営利活動法人STORIA]

とある土曜日、STORIAさんの活動拠点にお邪魔してきました。

自宅から、活動拠点の公民館に向かう道中、STORIAさんのHPに書かれている「経済的困難を抱えた子どものサポート」という文言を思い出し
「どんな子たちが来るのだろう?そして、その子たちとどう関わればいいのだろう?」
「間違った対応をしてしまったらどうしよう、、」
なんて、悩みながら自転車をこいでいました。

そして、集合場所に到着。
レポ用に公民館の写真を撮ろうとしていると、1人の男の子が、「綺麗に撮れる場所教えてあげるからついてきて」と声をかけてくれ、撮影スポットを紹介してくれました。
また、公民館の入り口では、「ここに死んだミミズがいるよ。ほら、こっちにも」とまた別の子。
道中の懸念は稀有に終わりました。

活動は、13:00〜16:00の3時間。
まずはみんなでスタッフの方が作ってくれたご飯を食べます。
この日のお昼ご飯は、ミートソーススパゲッティと魚の竜田揚げ、サラダでした!

画像1

ご飯が終わったら、自由に、遊んだり、勉強したり。
この日は、プロボノさんがオンラインでできる遊びを教えてくれていました。

画像2

自分は、一人の男の子に連れられ、外遊びに。
まずは、砂場で、どこまで掘り進められるか検証&道に転がっている石埋め
つぎに、公園で、枝をスコップだけを使って折るゲーム
などなど。子分のようについて回りながら、団地中を堪能してました(笑)

子どもたちが帰った後は、スタッフ皆でその日あったことを振り返ります。

今回は、1日STORIAさんの実際の活動に参加させていただきました。
印象深かったのは、参加する子ども達の年代の幅広さです。子どもを対象とした活動は、小学生、中学生、高校生、はたまた学年別と所属・属性によって活動場所や活動を行う組織が異なるイメージを持っていましたが、STORIAさんの活動では、小学校低学年から中学生まで。さらには、過去活動に参加していた高校生までと、本当に多様な子ども達が参加していました。この多様な所属・属性の子ども達、そして、大人のスタッフ、ボランティアが混じり合いながら一緒に遊んだり、ご飯を食べたりしている集まりの場が、小さな社会を作っており、家庭でもない、学校でもない、第3の居場所となっているような気がしました。

画像3

STORIAさんが掲げる「経済的困難を抱えた子どものサポート」という活動テーマは、単に子どもたちだけの問題に止まらない複雑かつ大きな社会課題です。

しかし、複雑かつ大きな社会課題ではあるものの、逆に、そのような問題であるからこそ、今、目の前にいる1人1人の子どもに寄り添い・向き合っていくという日々の活動ことこそが大切なのだということを体感した1日となりました。

画像4


ライター | 神尾真大郎
2019年に岩手大学農学部を卒業後、岩手県内の2市町3温泉地9旅館で運営されている観光DMC((株)いわてラボ)に就職。事務局担当として、商品開発業務やイベント企画・運営業務に従事。その他、同年12月からは、大学時代に参加していた起業家塾OB・OGらとweb開発や人材育成講座を実施する(株)カルティべを創業し取締役として活動。
2021年からは、東北エリアにて社会起業家の育成・支援を展開するINTILAQに参画。プログラム担当として、社会起業家育成プログラムやプロボノプログラム等に関わる。