■ 気になるニュースリスト
■ (出来たら)サマリ・コメント
遅くなりましたが、各社の動向です。一応、GAFAMの順番に並び替えてみました。
まず、Apple。先だって記事にした通り、比較的に繊維・織物系の特許の出願が伸びていることが確認していましたが、ついに取り上げられました。「スマートファブリック」です。実は過去、自動運転車車内にも使う、なんて出願も見たことがあり、気にはなっていたのですが、ここにきて取り上げられました。ただし、Appleはサプライヤーなど秘密主義なので、本当に/いつ実現するのか、などは気になるところです。
次いで、Google。医療チャットとでも言いましょうか、MedPaLMを導入という記事が注目です。不思議と次にマイクロソフトがCHATGPTのBing統合をいう記事が出ていました。昨年は、マイクロソフトのNuance(音声変換ソフト)買収の記事も多かったことから、今年はその実装がすすむと思われます(日立のMA記事もその一環と思われます)。その結果、たぶんGoogleとMicrosoftは競合関係になっていくことでしょう。
最後にAMAZON。小売り、という顧客やマスといった視点からは(上記、Googleやマイクロソフト以上に)ヘルスケアへの注力という話題では「目につく」存在だと思われます。当然、その結果「要注意」といった記事が並んでいるように思われます。
ここのポイントは、Googleが技術と論理のはざまでいろいろと医療のカベにぶつかりながら、また、マイクロソフトが(一見遠回りなアプローチで)既存プレイヤーである医療の業務の効率化という懐柔策を取りながら、医療を少しずつ、棒倒しのごとく辺縁部から削っているのに対し、アマゾンは「お客さんが困っていて満足させればいいんでしょ」と言わんばかりにアプローチしていることです。これこそが実はヘルスケアの本当の実態で、どれが成功かわからないので、面白いなーと思っています。
最後はそれに対する医療の難しさ…ですね。ネガティブなリークをされながら、訴訟という脛に傷を負いながらも、ヘルスケアに対して取り組んでおり、着実にそのパートナシップを拡大している、その姿は結構すごいな、実は本当のイノベーションなんじゃないのかな、と思っている次第です。