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リーダーの愛読書、中国古典の『菜根譚』はふだんの生活にも役立つという話

齋藤孝著『1分間菜根譚』を読んで思ったことが😃

功を建て業を立つる者は、多くは虚円の士なり。
事をやぶり機を失う者は、必ず執拗の人なり

っていう言葉が、『菜根譚』にある。

大事業を成し遂げる人というのは、
多くは素直で角が立たない人。
一方、事業に失敗して実を結ばない人は、
必ず片意地で執念深い人である。

という意味。

ちなみに片意地っていうのは、頑固に自分の考えを通すこと。

松下幸之助さんも、

「大業を成すには私欲があっちゃいけない」

と言っている。

松下さんは、信頼できる人物のみを役職に登用していたのに、
時には「あの人物がなんでこんな間違いを?」ということもあったそう。

気になって理由をよく調べてみると、信頼できる人物にも
二種類いることが分かった。

「私がない人」と「私がある人」

「私」があると、決断するときにそれが出てきて迷ってしまい、
間違いに陥ることがあったのだ。

「仲間のため」「社会のため」「世界のため」といった、
大きな基準で考えることが大事なんですね😃

それで、このことって、大きなことだけじゃなくて、
家庭の中でもそうだよねって思った。

例えば、うちの親のこんな会話とか。

母「お風呂の掃除しといてね」
父「うん、わかった」
(5分後)
母「ねぇ、掃除してって言ってんじゃない!!」
父「だからやるって言ってんだろ!」
母「もう、早くやってよ!!!」

そして、ケンカが始まるという笑

「父よ、さっさとやれい!!」

ずーっと思ってました😅

でもねぇ、なんかやりたいことがあると、父は全然動かなかった。

まさに「私がある」状態。

でもそれじゃ、家庭はうまくいかねーよ💦

やりたいことあるなら

「これやってからでもいい?」

って一言声かけたり、もっと柔軟に対応すればいいじゃん!

あー、もう!!意地張ってないでさ!!!

この人はバカなのか!?

そんな風に昔は思っていたわけですが、僕も妻に

「干してた布団、中にいれてー」

って言われると、ちょっとめんどくさくなっちゃいます😅

「私」をなくすって、簡単にはいきませんな~😂

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