心斎橋パルコ、9年ぶりに復活

2020年11月20日 18:49

　J.フロントリテイリングとパルコは、11月20日、大丸心斎橋店本館の隣接地に「心斎橋パルコ」を開業しました。全国18店舗目で、心斎橋への出店は約9年ぶり。昨年11月に開業した渋谷パルコ、名古屋パルコと並ぶ基幹店の位置づけです。建物は地下2階〜地上14階までの16フロアで、約4万㎡に約170店舗が出店。大丸心斎橋店本館とは9フロアでつながり、回遊性を高めることで相乗効果を狙っています。ただし、コロナ感染拡大防止のため、地下2階と13階のレストランフロアと12階の映画館は来春開業の予定。他のフロアも23日までは事前予約制となっています。コロナ禍の直撃で賑わいが消えた心斎橋の新たなランドマークとして、街を活気づける起爆剤となるかが注目されます

　各階の特徴と見所は以下の通りです。パルコが得意とする「ファッション」と「アート&カルチャー」に「食」と「エンターテイメント」が加わった、まったく新しいタイプの商業施設といえます。体験型のサービスやアートも充実。ターゲットも「ノンエイジ」「ジェンダーレス」「コスモポリタン」に設定され、アニメやアート好きの若者はもちろん、おしゃれな大人まで楽しめる施設になっています。「伝統と革新」をテーマにリノベーションした館内のパブリックアートや、イベントホールで開催されているアート展も必見です。

地下1階「SHINSAIBASHI MARKET」/ 食物販・イートイン・コスメ
コスメゾーンは長年愛される名品を扱うショップからナチュラルなコスメまで幅広くラインナップ。関西のこだわりの食物販や人気の飲食店が11店舗出店する「Yorimichi Deli」はイートインスペースも設置。

1階「INTERNATIONAL GATE」/ラグジュアリー・モード
「Maison Margiela」「Ground Y」など、心斎橋の地にふさわしいラグジュアリーショップのフラッグシップも多数登場。

2階「LUXURY & JAPAN MODE」/ラグジュアリー・ジャパンモード
世界で活躍するジャパンモードやこだわりのセレクトショップのミックスにより、心斎橋パルコのファッション感を表現するフロア。関西初進出のブランドも多数。「EMPORIO ARMANI」のショップに併設されたカフェ業態「EMPORIO ARMANI CAFFÈ」が関西初出店。

3階「ELEGANCE STYLE」/レディス・メンズ・アフォーダブルラグジュアリー
大人の女性に向けたインポート&ドメスティックブランドを集積。「LAND OF TOMORROW」「VASIC」が大阪初出店。「COACH」のフラッグシップも出店。

4階「FASHION & CULTURE PARK」/カップルファッション・ワーキングスペース・カルチャー
大阪を代表する老舗喫茶店「丸福珈琲店」とコミュニティ創出書店「スタンダードブックストア」によるコラボ空間が登場。パルコが展開するワーキングスペース「SkiiMa」が全国初出店。

5階「URBAN & RELAXING STYLE」/ファッション・グッズ・サービスのバラエティ
学びや Live 配信スペース、サステナブルな新消費サービスも展開。

6階「POP CULTURE SHINSAIBASHI」/体験型アミューズメント・ゲーム・アニメ・キャラクターグッズ
日本から世界へ向けた体験型ジャパンカルチャーの西日本を代表する発信拠点。ミニシアタールーム併設の「LB POP-UP THEATER」、西日本初出店の「ゴジラ・ストア Osaka」、「CAPCOM STORE OSAKA」や「刀剣乱舞万屋本舗」、パルコ直営コラボレーションカフェ「THE GUEST cafe & diner」も出店。物販だけでなくここでしか味わえない体験を提供。

7階「無印良品」/総合雑貨・ライフスタイル提案
ワンフロアすべてが「無印良品」。セルフサービスのコーヒースタンドも。

8階「大丸心斎橋店 GOLF・SCHOOL / OUTDOORS / SHOES」/ ゴルフ&アウトドア&シューズ
フロアの核となる「つるやゴルフ」ではゴルフスクールを併設。アウトドアでは
「LOGOS SHOP & HIROBA」が出店。

9〜11階「TOKYU HANDS & VARIETY & LIVING」
「東急ハンズ」を中心に雑貨、インテリアなど暮らしに関わるすべてを提案するゾーン。9階には大人の趣味を充実させるカルチャースクール&体験型書店「天狼院書店」が大阪初出店。10階にはドイツ発のデザイン家具・インテリア雑貨を取り扱う「KARE」も出店。

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