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想像力の翼

今日は仕事でノーベル平和賞受賞のムハマド・ユヌス博士の話を聞く機会がありました。まあ、いつもの国際大学のお仕事でセミナーのゲストとして招かれていたので、通訳ついでにお話を聞いた、というのが正しいかもしれませんが。

博士はバングラデシュで貧困層に対して少額の融資を無担保で行うマイクロクレジットの銀行、グラミン銀行を創設した方で関連の事業も数多く手がけており、企業が利益を最大化するビジネスモデルに対してソーシャルビジネス、つまり特定の社会的目標を追求することを目指しておられます。

博士のお話のキーワードのひとつが、「想像力」(imagination)でした。想像力はすさまじい力を持っており、想像力が現実をリードする、今の地球の社会的問題(social issues) を解決するには、まさにこの想像力が必要だ、と話しておられました。

想像力、、、つまり想いによって現実が変わる、というような話なんですが、これは私が大変苦手とするスピリチュアルなことではありません。自分の行きたい方向へ目標を定めれば、私たちの脳はその方向へ向けてなんとか到達しようと意識下、無意識下かかわらず、働いてくれるのですよ。なんとお利口さんなんでしょう、私たちの脳ちゃんたちは!

今、脳の使い方や脳科学がマイトレンドなので仕事中なのにちょっとピピッと来てしまいました。

今回の話を聞きながら、そういえば『サピエンス全史』で虚構、すなわち架空の事物について想像し、それを集団で信じることができることで他人と協力する体制を築き正解を席巻することができた、という感じのことが書いてあったな、と思い出しました。

ちょっと違うかもしれないけど、想像力の翼のパワーはずっとずっと大きいのだな、と改めて感心しました。

あなたは自分の想像力、舐めてませんか?
英語なんて簡単に話してやるわ!と強く想えば、その通りになるのですよ。ただ、私は英語のプロとして聞くだけ、見るだけで話せるようになる、とは言いませんけどね。いくらでも方法はあるものです。

では今回はつぶやき回でした!



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