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ユーザーベース&ニュースピックスの新経営体制と5億円のコミットライン締結で次の一手は?

法人ユース向けのデータベース・サービス「SPEEDA」と、経済に特化したニュースキュレーションメディア「NewsPicks」(子会社の株式会社ニュースピックスで運営)を提供する株式会社ユーザーベースが、新経営体制と5億円のコミットメントラインを締結したことを20日、発表しています。

同社は2016年10月に上場したばかり。同社は12月決算で、第3四半期までの売上高は21億7800万円、営業利益2億3700万円。「SPEEDA」「NewsPicks」ともに規模を拡大しているとのこと。特に「NewsPicks」では有料会員数が累計2.6万人にまで拡大(月額1500円)。3Qまでの売上は6.3億で営業利益率は-3.7%ですが、前年の通期では-90.3%であり、大幅に改善。単月黒字も出そうです。

同社は共同創業者である新野良介氏、梅田優祐氏、稲垣裕介氏の3トップで経営されてきましたが、新しい経営体制でもそれは変わらない模様。これまでは代表取締役社長を新野氏と梅田氏が担ってきましたが、梅田氏は取締役チーフクリエイティブオフィサーに移り、変わって稲垣氏が代表取締役社長となるとのこと。これは事業開発に長けている梅田氏に次の成長戦略を託すという意味合いも大きそうです。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120170120477199.pdf

同時に、みずほ銀行との間で5億円のコミットメントラインを締結したことを明らかにしています。上場したばかりで、手元現金も14.5億ほどある同社ですが、大型の買収でも仕掛けていくのでしょうか。現場に戻った梅田氏の手腕にも注目です。

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