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「リモートワーク下での感情数値化」から見える、今後のインターン生の在り方

リモートワークが「働くデフォルト」になる!?

インターンバンクを運営するwedoの都丸です。
インターンバンクでは、「リモートワークに強くなる」のが、これから働く若きビジネスマン、インターン生に必要な要素だと訴えています。

事実、今年就職した新卒者は当初の予定とは異なり、卒業式から、入社式まですべてオンライン。いまだに出社しないで在宅で仕事をして、精神的に参っている方もいると聞きます。

デジタルに慣れ親しんだ世代でも、働くインフラが全てオンラインになると、ほとんどの人が堪(こた)えているようです。使うデジタルはストレスがないものの、相手ありきのビジネスでのデジタルはストレスそのもの。当たり前かも知れません。

メンタル負荷を数値化する時代

ストレスチェックの義務化、をご存知でしょうか?

「労働安全衛生法」という法律が改正されて、労働者が 50 人以上いる事業所では、2015 年 12 月から、毎年1回、この検査を全ての労働者※に対して実施することが義務付けられました(厚生労働省のサイトより)

今から5年前に制定された法律で、ついに世の中は雇用者のメンタルまで管理する時代になりました。

今回の日経の記事には、このストレスチェックとしてではなく、あくまでオンライン前提の社会が到来し、その上で、どうやって有能な社員を守るか、に論点が向いていることが書かれています。ただ、根本的な目的はほぼ同じだと言っていいでしょう。

記事にもあるように、

従業員の感情や満足度を測ることは、企業にとっては定着率を高めたり、従業員のモチベーションを高めたりすることを通じて業績向上にもつながります

ということです。なかなか大変な時代だといわざるを得ません。

雇用調整助成金で起きた従業員の線引き

非情な言い方をしますが、こういった「感情数値化による従業員へのケア」はあくまで、会社にとって必要な人材に対して行われる行為だと思います。

今回のコロナウイルス感染拡大で、雇用調整助成金という制度が登場しました。雇用している人の給与を、法人が支払い続けるのであれば、国が全額負担するというものです。

一見、素晴らしい制度ではありますが、ビジネスシーンで起きたのは、必要な従業員と不必要な従業員の線引きだと思います。経済が停滞していたとしても、「会社として、会社で直接的に働いて欲しい人材は誰か」を経営者は見定めたはずです。

完全に休ませても社業に影響のない社員は誰かを考えた結果、助成金申請を行っています。働かずに給与をもらえるのは良い会社でしょうし、良い制度ではありますが、それはニアイコールで本当に必要な人材ではない可能性があります。

最も大事なことは社会的価値のある人物になること

リモートワークでも働けるマインドとスキルを携えることは当たり前の時代になります。しかし、それ以上に重要なのは、会社にとって、社会にとって本当に必要な人材になることに他なりません。前述のスキルはあくまで手段に過ぎません。

そのために、インターンの時、大学生の時、どういう自分であればいいのかを描き考えること。是非ともその大切さを、インターンバンクの活動を通して、現役の学生に伝えて行きたいと思います。


#COMEMO #NIKKEI

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