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22卒、学生向けインターンシップ減少

インターン実施企業が減少

8/5の日本経済新聞の記事を引用する形で考察を進めたい。

インターンを実施する企業数はこの数年増加していたが、新型コロナの影響で今年度は縮小する傾向にある。ディスコが7月に実施した調査では、今年度にインターンを実施する意向とした企業は61.5%で、前年から11.5ポイント減少した

現役の学生にとってはなんとも不安な数字だ。売り手市場と言われてきたものの、コロナの影響を受けてその考え方も一変。22卒の就職はどうなるのか、という話題が学生間で持ちきりで、かつその不安をあおるのでリアルでの活動が制限されることだろう。社会として、若者の希望を消さないために、何ができるのか、、、

就職は、なりたい自分を実現するための手段

弊社が主催するインターンバンクの座談会も8/12に3回目を迎えた。この日経記事にもあるように、業界を絞れている学生の方が少ない。就職ではなく就社という印象が強い。

まだ今の段階では業界を絞れずにいる人も多い。そのような場合は幅広く業界を調べて、業界の成り立ちやその中での企業の役割が分かるインターンを受けてみよう。様々な業界や企業を比較できるのは今ならではのことだ。興味がある業界があるなら、その業界の複数社や周辺の業界も視野に入れてみるといい

業界の研究、強みの発掘、OB訪問、、、。学生が就職、インターンに向けて実施していることは20年前とあまり変わっていない印象だ。この情報化の時代においても、学生は企業選びの軸を持っているように見えない。

最も大切なのは、己の将来像ではないだろうか? 就職とはなりたい自分を実現するための手段であるべきだ。夢や理想を追うのは必要ではあるが、激烈な変化が伴う現代において欠かせない要素は「生き残ること」だと思う。何を大袈裟に、と思うかもしれないが、やりたいことも、なりたいことも、その理想の前に、生活ありきで考えなければならない。

そのために学生が見るポイントは

・業界としての今後の10年予測(斜陽化産業か否か?)
・その業界であれば、寝ても覚めても仕事に没頭できそうか、その理由は?
という2点だ。まずはここの整理をしてみてはどうだろう?

好きなことを仕事にする

好きなことを仕事にしたい、と学生はよく口にする。それは非常に尊く大切なことだと思う。ただ、好きな仕事に巡り逢うのは非常に難しく判断し難い。なぜなら、世の中には星の数ほど職業があるからだ。

やりたいこと=他人に求められること、は必ずしもイコールにならないことが多い。「やりたいこと」という視点を残しつつ、これまでの学校生活、アルバイトなどにおいて、人に求められたこと、喜ばれたことを棚卸しすることで、働く自分をイメージすることができると思う。

塾講師の林修さんも以前テレビでこのように言っていた

仕事は「やりたいこと」より「できること」で選ぶ

生活を大前提として、できることを追求する。これも仕事を選ぶ上での指標にあると思う。

▼web記事▼
https://news.careerconnection.jp/?p=65604

テレワーク勤務が当然の社会が到来する

テレワークが暴力的に推進されたこの数ヶ月の変化を受け入れ、自らの就職という道をどう進めばいいのかを考えろと言う方が難しい。インターンバンクでの常々発信している「テレワークに強い学生になる」という形態は、これからの時代をサバイバルする上で、学生のみならず社会人に必須の要素となるであろう。

「テレワークに強い」を分解すると、

・ITリテラシー
・自主性、自己管理マインド
といった、スキルとマインドに分かれる。

この要素は、今の時代を生き抜く上で避けては通れない。withコロナと表現されるように、テレワークは一過性のものではない。リアルと組み合わせた形でこれからの時代は就業が進むことは間違い無いであろう。

焦らない、いま磨くべきこと

学生の間では「自分たちの代は『就職氷河期』になるのではないか」という危機感を募らせている。そのため、いち早く動いて少しでも有利に立ちたいという前のめりの姿勢が目立つ

こんな書き方されたら誰だって焦って当然だ。ただ絶望しないで欲しい。新卒、という形態は日本を含めて数少ない国が採用する特異な形態だ。

大学を出て仕事しなければいけないなんて法律で決まっていないし、今の時代、そんなことが完全なるビハインドになることは少ないと思う。

自分がどうなりたいかを考えてアウトプットする。それを実現するためにどういう会社に入るのか、そのためにどこでインターンをするのかという、ストーリーを作って欲しい。

インターンバンクでは座談会(次回9月9日13:00〜 エントリーフォームhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfZow3fBTqE80KGCFv0hP5qPpdZotUrOmz9W7uQ7rXI3U47CA/viewform?usp=pp_url )やオンライン中継を通して、少しでも悩める学生の一助になればと活動しています。ご興味のある方はぜひご参加、ご連絡下さい。

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