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「常に相手を敬う姿勢を忘れない」山崎来真さんインタビュー記事(社会福祉法人若竹会)

社会福祉法人若竹会
山崎来真さん

職種(所属):所長兼生活相談員(サンホームみやこデイサービスセンター)

岩手県宮古市にある社会福祉法人若竹会。高齢者支援、障がい者支援両部門で22の施設・事業所を運営しており、様々な職種の人が働いています。山崎来真さんはデイサービス職員として在宅高齢者の支援をしています。

山崎さんにお聞きしました!

――デイサービスとはなんですか?
デイサービスとは、在宅の高齢者が老人ホームに来て生活支援を受けるサービスのことです。入浴や人と交流する機会の確保など、様々な内容があります。宿泊はなく日帰りのサービスですが、施設に預けることで家族から介護を一時的に解放する役割があります。

――現在のお仕事について教えてください。
利用者さんの自宅から施設までの送迎、入浴、排泄、食事支援など生活のサポート、個人の活動サポートなど多岐にわたります。運動機能の維持の取り組みや、認知症予防の活動などを個々のニーズに合わせて対応したり、見守りなどの支援を行っています。

――利用者さんの施設での過ごし方を教えてください。
午前中は入浴や余暇活動を中心に行っていますが、テレビを見たり、利用者さん同士で会話を楽しんだりなど自由に過ごしていますね。昼ごはんは一人ひとりの食形態に合わせた食事が提供されます。午後はみんなでレクリエーションをするなどし、夕方まで施設に滞在します。

――なぜデイサービス職員で働こうと思ったのでしょうか?
これまで多くの人と会話を繰り返す中で、初対面の人とでもすぐに打ち解けられる出来事がありました。そうした経験から、人と関わる仕事がしたいという思いが芽生え、現在の職業を選びました。

――利用者さんと話すときに気を付けていることはなんですか?
言葉づかいに気をつけています。利用者さんは高齢の方が多く、自分より年上です。友達感覚で接すると、相手のプライドを傷つけてしまうこともあります。利用者の皆さんは、昔の知恵とかいろんな経験を教えてくれます。会話をするときは常に相手を敬う姿勢でいることを心掛けていますね。

レクリエーションを楽しむ利用者の皆さん

――仕事をしていて大変だったことを教えてください。
認知症の方の行動への対応や理解が大変でした。自分たちが思いもしないような行動などに、どのように接するべきか迷うことがありました。利用者さん一人ひとりの考えや思いに沿って対応することはとても難しく、失敗の繰り返しでしたが、そういった経験が今に活かされていると感じています。

――仕事のやりがいを教えてください。
利用者さんやご家族から感謝の言葉を頂くことです。「ありがとう」と一言を受け取ると仕事の励みになります。また、自宅へ帰宅するときに笑って帰っている姿を見るのも、やりがいにつながっています。

ありがとうございました。

取材:梅田滉基
取材日:2023年8月29日

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