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大会出場まで~高校演劇部での指導~

今年から地元高校演劇部の演技指導に携わることになった。
自分の覚え書きがてら、ここに記そう。

老師からのバトンタッチ

私を「ドラマコーチャー」の資質があると仰て頂いた老師から、自身が高齢のため後継として高校演劇部の指導を引き継いで欲しいと言われた。
大変ありがたいことであるので、一も二もなく引き受けた。
対象の高校は地元でも実力のある所だったので、不安が無かった訳では無いが、足りない所があれば自分自身も更にスキルアップさせて行けば良いと腹を括った。

顔合わせ

顔合わせの日程を知らされ、当日の朝、何となく余所行きの支度をして高校へ。

応接室へ通され顧問の先生方と面会。
私自身の経歴をお伝えして、部の現状をお聞きする。

私はこの日はこれで終わりと思っていたが…。

「それでは生徒達が揃っていますので、お昼までよろしくお願いします。」

おおっと!このまま演技指導に入るのか…。
そんなつもりじゃなかったのに。

老師は「じゃ、よろしく〜」と帰って行った。

毎度の事ながら、詳細を伝えてくれないお人だ。

顧問の先生に、今日は顔合わせのつもりだったことをお伝えした上で、稽古場へ向かった。

生徒達との対面

稽古場へ入ると生徒達が整列して掛け声と共に挨拶をしてくれる。相変わらずきっちりしている高校だ。

伝統ある高校だが思いの外部員は少なかった。私が学生の頃は大所帯の高校だったと記憶しているので、少なからずショックだった。

初日ということでウォーミングアップから拝見させてもらった。

見ている内に色々と気になる事が出て来たので、顧問の先生に了解を得て指導に入った。

綿々と引き継がれてきた方法なのか?とも思ったが、後日、先生が仰るに何度か変更しているようなので、固執することも無さそうだ。

コロナ禍での制約

ウォーミングアップ後は、文化祭と地区の予選に向けての公演の稽古が始まった。

長年顧問の先生が作・演出をされて、私を紹介してくださった老師は時々来ては指導していたようなので、私もそんな関わりになるようだ。

ひとまず本読みを聞いた。まだ脚本の最終稿が上がっていないため途中まで。
その後、先生から原稿が送られてきて、何度か脚本の手直しを行い最終稿となった。

コロナ禍と言うこともあり、教育委員会?から、舞台上演にあたっての細かいルールが通達されていて、通常の芝居が出来ない事がかなり痛手だった。
演者は2m離れて会話をしなければならないとか…。

それでも、色々と知恵を絞り出し、ルールに則りながらも不自然でないような作品作りを進めた。

一方で私は、高校生にどのくらいのダメ出しをしていいものかが掴めずにいた。

本番直前

月に2回程度指導に通い、細かく指導しその都度宿題を課したが、生徒たちはこれまで活動して来ていただけあって、変化が早いし良く考えている。

「埋めるべき穴を埋めておこう」と再度脚本を見直していた、指導最終日の前夜。
顧問の先生から「主要キャストの一人がもしかしたら濃厚接触者かも」との連絡。

最終指導日は「キャスト変更案」に基づき、一からギュッと詰めて再構築した。

結果的には濃厚接触者ではなく無事に本役での上演が出来たのだか、学校関係者でない私は、規定により上演会場に行くことも出来ず、修正点を直すことなく終わった。

大会の結果は惜しくも…、ではあったが、審査員から「充分に関東大会のレベルである」とのコメントを頂いたようで、ひとまず胸を撫で下ろした。

次のステージへ

これで暫くは指導に行くことも無いかな?と思っていたら、先生から連絡があり、

上演した作品が評判が良いので是非とも再演したい
3年生は卒業になってしまうので、メインを2年生に変えて上演したい
ついては、また指導に来てもらいたい

とのことであったので、また暫くは楽しめそうだ。



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