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【第4回】小田部雄次先生がざっくばらんに答えます~「秋篠宮DNA鑑定の可否」「男系男子継承は必然的に傍系に移る?」「皇室利用詐欺」「1993年の天皇訪中は中国を利した?」~天皇・皇族・皇統・皇室典範など


【画像① 1993年の天皇(上皇)夫妻訪中は、1989年6月4日の天安門事件「血の弾圧」で国際孤立を続けていた中国に”助け船”になったと、当時批判の声が上った。しかし、日中戦争戦後処理の仕上げとしての「日中関係正常化」に資するとの考え方から支持する向きが大勢だったともいえる。】



YouTube「古是三春_篠原常一郎」チャンネルで静岡福祉大学名誉教授・小田部雄次先生(日本近現代皇室史)をお招きし、これまで2回にわたってライブ配信の特別番組をお届けしました。その際、多数のご質問を視聴者のみなさんにお寄せいただきました。


2023年8月24日に配信した「【特別配信】小田部雄次教授 質問に答えます」では、視聴者から寄せられた百数十問に及ぶ質問を大きく5つの項目にまとめ、質疑応答を行いました(動画は下記)。


(参考映像)「【特別配信】小田部雄次教授 質問に答えます」2023/8/24 古是三春_篠原常一郎

https://www.youtube.com/live/Mb4y1atEPPY?si=Gt0a99u2YOqCuiIM




【画像② 静岡福祉大学名誉教授・小田部雄次先生は歴史学者、「皇室史」が専門で、皇室の歴史に関わる多くの著書がある。写真は、戦後に皇籍から外された11宮家と天皇家との経緯を軸に解説した『天皇と宮家~消えた十一宮家と孤立する天皇家』(新人物文庫)。】



しかしながら、個々のご質問の中にもふと「どうなんだろうか?」と考えがちな項目がかなり示されてありました。そして、小田部先生はこの全てに目を通されて簡単な回答をメモに準備されて番組に臨まれていたのです。この質問と回答メモの両方に、たいへん貴重な内容が含まれているのは間違いありませんので、5~10問ずつ整理してnoteに不定期連載しようと思います。


「皇室は今後、どうなるのだろうか?」「令和の代で終わってしまうのだろうか?」「敬宮さまが皇位を継がれることはないのだろうか?」と心配されているみなさんにとって、気になる内容が出てきます。ぜひ、御覧になってみて下さい。


(参考映像)「【特別対談】 小田部雄次 静岡福祉大学名誉教授『万世一系』『変わらず男系男子』『女性天皇はリリーフバッター』は本当か?」2023/7/10 古是三春_篠原常一郎

https://www.youtube.com/live/N-rNK0NtSqM?si=cJ9nr9xXe_EYHUBm




【画像③ 秋篠宮皇嗣殿下と悠仁親王殿下。皇位継承1位、2位とされているが、ネット世論などでは「本当に皇統を受け継ぐ血筋なのか?」と疑う話が根強くあり、「皇位継承者とするならDNA鑑定を」との声がしばしば上がっている。】



◆今回の質問項目(第3回)


(21)秋篠宮についてDNA鑑定をして血統が確認されれば、皇位継承者から外される可能性があるのではないか?


(22)「皇位の男系男子継承」にこだわると、結局は傍系から傍系へと皇位が移り、皇室への国民の信頼を損なうのでは?


(23)皇室会議のメンバーに望ましくない人物がおり、「皇統の安定的維持」など皇室の正しい在り方に悪影響がある場合、国民はどのようにしていくべきか?


(24)「桃献上」事件のような「皇室利用」事件が他にもあったのか、どのように処置、制裁されたのか?


(25)皇室の「親善外交」が政治に影響を与える場合もあり、皇室と政治の切り離しに関して問題があるのではないか?


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