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ドンバス(ウクライナ東部)のロシア軍に2人目の日本人義勇兵、見つかる~香港フェニックスTV特派員のインタビュー受ける


【画像① ロシア軍「人道支援部隊」(戦場周辺地区に孤立した住民に食糧配布や非難支援を行う)に参加している日本人義勇兵「石源」。彼は「4カ月前にここに来た」「当面、日本には帰らない」とロシア語、英語を混ぜながら答えた。】



◆「4カ月前にここに来た」~ドネツク北方の戦闘区域近くで”人道支援任務”に従事


香港フェニックスTVが2月24日早朝のニュースでウクライナ東部、ドンバス地区に派遣されている特派員が日本人義勇兵を発見したとのニュースを流した。これがロシアではテレグラム(SNS)に転載され、話題を呼んでいる。


我が国でも今日の午後からXのアカウントで広まり始めたが、筆者はYouTubeからの緊急配信でフェニックスTVの報道内容とそれから考察されることについてリリースした。


(参考映像)「【緊急配信 ドンバスにもう1人のロシア側義勇兵」2024/2/26 古是三春_篠原常一郎 ※日本人義勇兵の肉声の入った切り抜き動画挿入

https://www.youtube.com/live/0Lw5wQXsHjc?si=9oCB0al0noFdyy64


日本人義勇兵に出会ったのは、香港フェニックスTVの軍事特派員、劉雨光氏。劉氏はドネツク市北方で同市に対する砲撃の拠点となっていたアウディウカからウクライナ軍が撃退された状況などの取材の途上、戦線後方地区でロシア軍「人道支援部隊」に従軍している「石源」氏(自称、仮名であろう)を発見し、インタビューを行った。




【画像② ロシア軍に参加中の日本人義勇兵「石源」氏を発見し、インタビューした劉雨光氏。同氏をウクライナの戦場に派遣した香港フェニックスTVは、人民解放軍系のメディアとされており、日本にも支社がある。北朝鮮のパレード映像等を代理販売する権限を有しており、日本メディアとも取り引きがある。】


劉氏と同行した通訳(女性)は、映像の中でロシア語と英語を混ぜて「石源」氏に質問を行っている。答える「石源」氏は、どうも最低限のロシア語くらいしか聞き取れないようで、英語で答える方が多いが、その英語もやや覚束ない。途中で日本人特有の「え~と…」という言葉を挟む。


こんなやりとりがされている。



石源:ドンバス、ここには4カ月前から来ている。現在は、この地域で人道支援、救援活動をしている。


劉:アウディウカの占領には参加したのか?


石源:いや、参加していない。あの地域での戦闘に参加を希望している。


劉:いつ日本に帰るつもりなのか?


石源:いや、まだ帰国するつもりはない。


劉:日本のどこの都市から来たのか?(出身はどこか?)


石源:申し訳ないが、それは言えない。



(参考)X 「【ロシア軍日本人義勇兵】 ウクライナ東部のドンバス戦線のロシア軍にもう一人『石源』と名乗る日本人義勇兵がいました…」2024/2/26 15:14 篠原常一郎(古是三春) @sinoppa1960 ※「石源」氏の肉声やりとりの切り取り映像を添付

https://twitter.com/sinoppa1960/status/1761998101655818747?s=46&t=xUloI31AF0PXMbYR5HKH7A




【画像③ ドンバスで発見された「1人目のロシア軍日本人義勇兵」であるカネコ氏。大阪から現地に出向いたことが判明している。昨年9月、ロシアの報道で存在が明らかになり、本noteでも9月19日配信記事「ドンバズ防衛部隊に日本人志願兵”カネコ”」で取り上げた。記事URL ⇒ https://note.com/intelliweapon/n/nc631c491a7ab 】


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