面接の一助になれば…

私は職業柄、何千人もの面接に関わってきた。

もちろん、
新卒採用(高校・短大・四大・院生)
中途採用
パート採用
派遣採用
と様々にわたる。
(一番多いのはパート採用だが、それこそその理由は仕事柄であった…)

そんな中、自分の娘が新卒で就職活動を始める前後に、何か娘にアドバイスしたい…という想いがあり、特に新卒の面接に関しては、選ぶ側の視点だけではなく、えらばれる方・アピールする方の視点での観察を始めた。
それをまとめて娘に渡して参考にしてもらおうという魂胆だ。

世の中にはそれこそ山のように就職本があり、ネットにも情報があふれている。学生同士のつながりも先輩とのつながりもSNSがあれば情報の量は昔と大違いだ。しかし情報が多ければ多いほど、実際に就活する学生さんたちは迷うであろう。
その中で私が娘に伝えようとしている情報には大きな特徴がある。それは、この情報は人事の専門家が書いたハウツー本ではなく、人事部の手伝いで駆り出された専門外の一般社員の視点で書かれているという事。ある程度の規模の会社は、いきなり社長面接や役員面接と言うわけではなく、一般の社員が人事部の手伝いで面接している場合が多い。その「手伝い」というのがポイントで、その専門家ではない一般社員の面接で一次二次くらいまでは合否が判定され、三次試験位から人事部長や人事担当者の専門的な面接が始まるのがほとんど。

そう考えると、一般社員に「こいつはいい。ぜひうちに来てほしい」と思わせる面接の準備が必要なわけで、その準備のための心構えを書いてみたい。

ただし、最初に結論を言っておく。

「就職活動は、すべて運・縁・タイミングと思って良い。(その人の学力やスポーツなどの実績は決定的な決め手にはならない)落ちた受かったで一喜一憂していたら、身が持たないので、就活を楽しもう…くらいの軽い気持ちで人生の一大イベントを迎えて欲しい…」

という事。
だからこの文章で「志望の会社に絶対に受かるノウハウを掴むのだ」と気合入れるのではなく、「そうか、運試しのような感じで色々な会社にチャレンジして、自分の可能性を試してみよう。そして縁があって自分の志望する会社に入れたらいいなぁ」「選ぶ方もこんなにいい加減なら(笑)、こっちが気合入れて緊張するのもどうかなぁ…」位の肩の力を抜くためだと思って読み始めて欲しい…。

そもそも就職採用試験は、お見合いである。内定もらっても蹴ることも出来るのだ。逆に土下座してでも入りたい会社があるかもしれない。頑張って選択肢をいっぱい掴んでほしい。上を見ればきりがないではなく、どんどん上を見てチャレンジして欲しい。

このnoteがそんなあなたの一助となり、理想希望の就職が出来ることを祈念してます。


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