【読書】編集ガール！ 五十嵐貴久

あの恐ろしいリカを書いた作者であるので、どんな編集ガールが出てくるのかと楽しみに本を開いたら…。普通の出版社の経理の女の子が、ふとした社長の気まぐれの企画に応募して（しかも何かからパクった案で）、それが社長に気に入られてしまい、いきなり経理からその自分が企画した雑誌の編集長に任命され、慣れないながらもなんとか遣り抜く…と言う普通の本だったので興ざめ(笑)

しかもあまりにも軽い。さくさく読めるというか半分流して読んでも理解にそう大差ない感じ。面白いかというと面白くない(笑)。編集長に任命され、ギャルみたいな若い子とシステムオタクと定年間近の紳士とたまたまその時付き合って結婚も考えていた編集者の彼氏が自分の部下になる。

社長からは派手な女社長を紹介され、そこがテレビショッピングで通販している商品の通販カタログを作るという仕事になるのだが、最初は右も左も分からないので、編集の仕事をしている彼氏のいうがままに仕事を進めるのだが、だんだんと自分も欲が出てきて、最後は自分の意思で現場を回すようになり、変な奴らのゴミ捨てみたいな感じで集められた部下もなんとなく自分のいいところを発揮し、雑誌が出来上がる〜という話。これだけである(笑)