【読書】うちのめされるようにすごい本

画像1

【読書】うちのめされるようなすごい本

最近ある本で「癌の3大治療に頼らず、いろいろな民間治療をやり遂げた結果、壮絶に亡くなってしまった人の本」という紹介で、「うちのめされるようなすごい本」というのが紹介してあり、ガン研究家の私としては読まなければ…と思い購入。

この作者はロシア語の通訳しながら小説を書いていた大変クレバーな女性のようで(この本で初めて知ったのだが)、そもそも紹介された「うちのめされるほどすごい本」というのは、別にガンとの戦いの記録ではなく、この方が読んで面白かった本を片っ端から紹介していくという、また一風変わった本だった。だがしかし、この方は相当頭も良く文章も上手で、この人が紹介している本がとんでもなく面白く感じられて、この本を読みながらどんどん本を買っていくという、ものすごいことになっている。

この本がとても長編でいっぱいの本を紹介してあるのでまだ半分くらいしか読んでないのに10冊くらい買ってしまうという…。で、半分あたりからついにガンとの戦いの話になってくるのだが、これもガンの民間治療に関する本をいっぱい読み漁り、その評論を書きつつ、自分で人体実験する…という感じで壮絶な体験記になっている。

ただ残念なことに、多分この方はこの本を書き上げたあとあたりで亡くなってしまうのだろうと思われるが、この本が書かれたのが2005年あたりなので、当然紹介してある本もその頃のものが多く、少し古い感じは否めない。

とにかくこの本を読み終わるまでに一体私は本を何冊買うのだろうという恐怖と戦いながらあと半分を読んでいる最中なのである。もっと長生きして、いろいろな本を紹介して欲しかった。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?