3年分を1年に凝縮したような2022年を振り返る
昨年行った2021年の振り返りが自分にとってとても有益だったと感じたので、2022年もざっと振り返ってテキストとして残しておこうと思います。
文字に起こしておくことで数年経った時に『あぁ、あの時はこんなこと考えていたな…!』と自身の足跡(キャリア)を振り返ることも出来るので個人的には結構おすすめです!
※ちなみに昨年の振り返りはこちら👇
簡潔にまとめようと思ったのですが、なんだかんだで4500字くらいに…(笑)
せっかく振り返るならちゃんと振り返ろうと思い、かなり赤裸々に書きました。
『こいつ、色々やらかしてんなぁ…』
『自分で苦しくしてるだけじゃん』
と思われるようなこともたくさんしてきたなと…。
でもそれが等身大の自分なら仕方がない!と開き直って、自己開示100%でいこうと腹を決めました!
2021年に負けず劣らず、2022年もすごく濃い1年だったので早速書いていきます。
2022年上半期(1月〜6月)
2022年1月
2021年に引き続き、ぼくの1年はintee事業部からスタート。
inteeは『”アタリマエ”を刷新し、意志で繋ぐ就職市場を創る』というサービスVisionを掲げている新卒向けキャリア支援サービスで、本気で学生のキャリアと向き合うメンバーばかりが揃った最高のサービスです。
2021年の中旬にサービスVisionを改めて設定し、そのVision実現の為に目の前の算盤(数字)をしっかりつくっていこう!ということで走り始めました。
前年よりもかなりストレッチをきかせた目標設定をしていましたが、誰一人として『そんなのは無理だ』などと言わず、全員が全力で目の前のコトに向き合い続けていた1ヶ月でした。
Visionがしっかりと浸透して全員が同じ目標を見ることが出来るようになるとこんなにも物事はスムーズに進んでいくんだなと強く感じたことを今でも覚えています。
そしてこの月は、目の前の数字をつくることに加えて、翌年の事業計画とサービス作りを始めた月でもありました。
忘れもしない、2021年の成人の日。
当時のリーダー以上のメンバー5名が集まって、inteeの目指す世界観を実現するために必要なコンテンツは何か?というのを議論に議論を重ね、最終的に『ワークショップ6回を通じて僕らが伝えていきたいことを形にしていこう!』という着地になりました。
この時はまだ、ワークショップコンテンツが完成するまで、ここから6ヶ月を要することになるとは誰も想像していませんでした…。
『叩きを作成→壁打ち→修正→再度叩きを作成』という動きをほぼ毎週、これを合計6ヶ月間繰り返したことで、かなりブラッシュアップされたワークショップになったと思います!(完成したときの達成感エグかった)
そしてプライベートでは第一子が誕生し、ライフステージも大きく変わりました!
2022年2月
目の前の数字作り、翌年のサービス作りに悪戦苦闘していたこの月。
そしてこの月の象徴的な出来事として忘れられないのは、全社のValue改定PJです。
詳細はこちら👇
各事業部のリーダー以上の人間が一同に介して『HajimariのVision実現のために必要なValueとは何か?』というスーパー抽象度の高い議題についてひたすら議論を深める合宿がありました。
どうしても事業部が違うとコミュニケーションの量が限定的になってしまう中で、他のメンバーが普段どのような考えを持ってそれぞれの事業部で仕事と向き合っているのかを知る事のできた、非常に有意義な時間だったと感じています!
そしてぼくは『Valueを決めきる最終メンバー』にも選出いただき、ここから毎週のようにこの抽象度Maxの議題に向き合うことになりました。
(ちなみに他の最終メンバーは…、社長、事業部長×3名、ぼくの5名。え、場違い感すごくない?👀と思ったと同時に、とはいえ選んでいただいた以上は、立場に萎縮せずに言いたいことは全部言っていこう…!と腹を括ったことを昨日のことのように覚えています。)
そしてこの頃から徐々に、自分の中の何かが狂い始めたのです。
2022年3月〜6月
目の前の数字作りとサービス作りは相変わらず、そしてここから毎週『Value MTG』が組み込まれ、いよいよ忙しさが増してきたのがこのあたりの月。
特に新卒採用市場はこの月から『超』繁忙期に突入し、誰もがバタバタと忙しなく動き回っていました。
正直この付近は忙しすぎてほぼ記憶がありません…。
ただそんな中でも忘れられないことがあります。
それは、『目の前のコトに精一杯すぎて、中長期的な視点を持って物事に取り組むことが全く出来なかった』ということです。
であれば、準備をもっとしっかりやっておけばよかったではないかという話なのですが、完全に自分を過信していました。
自分の想定以上に負荷がかかってしまい、平たく言えば、詰んでしまいました。
一番良くないやつです。
やること為すことがすべて後手に回った対応ばかりになってしまい、何か策を練って体制を立て直そうとするもキャパがとっくにパンクしておりしどろもどろ、主導権を完全に奪われたままただ月日を経過させてしまいました。
正直この頃のことはあまり思い出したくありません。
それ故に、記憶に蓋がされてしまっているのかもしれません。
もう少し時が経った時に、改めて自身の失敗経験として自分の言葉で振り返りたいと思っています。
そしてこの6月をもって会社の上半期が終了。
最終的に事業は事業部メンバー全員の頑張りで前年比140%以上の成長を達成したのですが、ぼくにとっては失敗と挫折にまみれた半期となりました。
2022年下半期(7月〜12月)
2022年7月
ぼろぼろの上半期を終えて、新たに歩みを進めることになった下半期。
このタイミングで会社から2つの提案を頂きます。
上記はいずれもこれまでのintee事業での仕事ぶりを見ていただいた上での打診ということで、『上半期をこんな形で終えてしまった自分が力になれるなら何でもします』という想いもあってお話を頂いた翌日には受けさせていただくことを上長に伝えました。
『上半期の分もしっかり取り返さねば…!』
そう意気込んで歩み始めた下半期。
しかし『なんとかしなくちゃ…!』という気持ちとは裏腹に、狂った歯車はこのときも狂い続けていたようです。
それはある日突如として目の前に現れました。
2022年8月〜9月
人事に異動するまでの期間。
この期間はサービスをブラッシュアップするためにすべてのリソースをそちらに注ぎ込む形となりました。
毎日実施されるワークショップの運営をするとともに、その課題を見つけ出し改善案を出しては修正をするという毎日を過ごしていたのがこの月。
『ここが課題だと思う』
『こういう見せ方/伝え方でいこうと思う』
『それよりもこっちの方が良さそう、なぜならば…』
といった議論を事業部長と毎週実施。
議論は健全そのもので、より良いサービスにしていこう!という共通認識を持った上で進めていました。
しかし…
『相手の満足いくアウトプットを出せない自分』
『アイデアをぼんやりとした形でしか伝えられない自分』
『そんな状態でも議論に望んでくれる事業部長に対する申し訳無さ』
上記のようなものが自然と溜まっていたのだと思います。
PCの前に座ると頭が真っ白になり…といった諸症状が出始めました。
(家族からも『最近、大丈夫?』と言われ始めたのもこの頃)
『ちょっとストレスかかってるだけだから!』
『こんな感じのはこれまでもあったから!』
と言ってごまかしていましたが、良くなる兆候は見られず、むしろそんな自分に嫌気が差して悪化の一途を辿るばかり。
これまで自分がこんな状態になった経験がなく、一体何がどうなっているのか、これはどうすれば良くなるのか全く分からないまま、ただただ自己肯定感だけが低下していく日々。
最終的には…
『自分は何も出来ない存在なんだ』
とまで思うようになりました。
ぼくはあまり自己肯定感が下がらない、比較的能天気で楽観的な人間だと思っているのですが、この時はそんなことを考える余裕な微塵もありませんでした。
『人生で戻りたくない瞬間』ランキングがあるとしたら、間違いなくBest3には入る時期です。
ただ、落ちるところまで落ちたことで、ぼくは初めて自主的な行動を起こすことが出来ました。
それは…
『助けてほしい。』
と伝えるということです。
この一言がもっと前に言えていれば、こんなに苦しまなくてよかったんだろうと思うのですが…
『みんな頑張っている中で自分だけそんなこと言ってはいけない…』
『きっとみんなから”アイツは終わった”と思われる…』
周囲の目を気にして、変なブレーキを踏んでいたんですね。
恥ずかしい限りです。
一緒に働いていたメンバーが、そんなコトを思うような小さい人間たちではないと分かっていたにも関わらず、その一言が出るまでぼくは時間を使いすぎてしまったのですね。
最終的には事業部長に直接相談させてもらい、業務を調整いただいて、少しずつ回復させることが出来ました。
その時にもらった…
『そんなに抱え込まなくていい』
『この1年以上、自分の苦手と向き合い続けたのは純粋に素晴らしいこと』
『自分だってあんなことやこんなことで苦しんでいる、みんなそうだ!』
という言葉にどれだけ救われたことか。
今こうして1年の振り返りを書けているのは数ヶ月前の自分からすると奇跡以外の何物でもありません。
こんなぼくを受け入れてくれて、本当にありがとうございました。
そして2020年10月から籍を置かせてもらったinteeでの2年間は終わりを迎え、3年目は人事として再スタートを切る形となるのです…!
2022年10月〜現在
本当にたくさんの成長を与えてもらったinteeでの2年間を経て現在は中途採用を中心とした人事業務に携わっています。
inteeはもちろん、これまであまり交流のなかった他事業部の方とも交流を持たせてもらい、日々様々な業務に奮闘しています。
上がりも下がりも経験したからこそ見えてくるHajimariという会社の良さ、魅力をしっかりと伝えていくことが一番の仕事です。
そしてそれをより多くの人に知ってもらうための仕組みづくりも出来るようになっていかなければいけません。
そういった部分はぼくのあまり得意ではない分野ですが、いい意味で多くの方に助けを借りて、コトを前に進めていきます。
人事としてまだ大きな成果を出すことは出来ていませんが、日々少しずつでも物事を前に進める努力を続け、1日でも早く会社に対しての価値貢献を出来るように頑張ろうと思っています。
まとめ
総じて、2022年を一言でまとめると『めっちゃしんどかった1年』という表現になります。
ただこの1年で得られたものはすごく大きかったと、今になって思います。
①ブレーキを踏むと、次のブレーキを引き寄せる
②抱え込むとどんどん苦しくなる
③弱さは共有した方が組織としての良さが出やすくなる
④弱さを見せることは決して逃げではない
きたる2023年はどんな年になるのか…。
より良い1年に出来るかどうかは自分次第。
2022年があったから2023年以降があるんだと胸を張って言える自分になれるよう、1日1日を大切に、歩みを進めていきます。
恥ずかしげもなく、つらつらと書いてしまいました…。
こんなたくさんの失敗をしている人も世の中にはいるんです(笑)
みなさんの1年はいかがでしたか?
ぜひこれを機に振り返ってみてください!
そして良いお年を!
2023年もどうぞよろしくお願いいたします!
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