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長期?短期?インターンシップの選び方

就活生にとっては頭から離れないであろうインターンシップ
「学生による就労体験」と定義されているインターンシップですが、ここ数年では、選抜型のサマーインターンシップや学期中にも行える長期インターンシップなど、その形態も多様化しつつあります。

今日はそんなインターンシップの期間の違いについてご紹介したいと思います!


短期インターンシップの特徴

短期インターンシップというと、一般的には期間が一か月以下のインターンシップを指します。特に最近では、就活生の「たくさんの企業のインターンシップに参加したい」といったニーズを満たすための 1-day インターンも増えてきています。学生にとっては多数のインターンシップに参加できるというメリットがありますが、時間に限りがあることから、このようなインターンシップは会社説明だけで終わってしまうケースも多くあります。

短期インターンシップは就活生を対象とすることがほとんどです。そのためこの種のインターンシップでは、採用活動の一環として会社説明をしたり、グループディスカッションを通して学生を評価する役割は果たせても、インターンシップの本質となる「学生による就労体験」という目的が疎かになってしまうことになります。実際に短期インターンシップに参加した学生からは、会社の雰囲気を感じられなかった、どんな業務ができるのかピンとこないといった声が挙げられています。

近年実施企業も増えているサマーインターンシップも、ほとんどの場合短期インターンシップに分類されます。企業によっては、インターンシップを複数回設け、会社説明会、適性検査、業務体験ワークを分けて行うケースもあります。このような形式であれば、実際に社員が担当する業務を体験することができます。ですが数時間で終わってしまうことが多いため、実際の仕事で要求される「問題を分析し時間をかけて改善する」というスキルを身につけることは難しいでしょう。


長期インターンシップの特徴

長期インターンシップは通常、三か月以上のものを指します。会社によっては半年や一年以上にわたるインターンシップを導入しているケースもあります。
長期インターンシップは短期インターンシップとは違い、参加対象を就活生に限らず募集するケースが多くあります。比較的スパンの長いプロジェクトに参加したり、一般の正社員と同じように仕事を任せられることもあるため、参加学生はより深く業務に関わることができます。長時間業務に関与できるため、一度上手くいかなかった業務でも、課題を見つけ出しそれに対する解決方法を考えることで、次回同じような業務を任された際に再チャレンジすることができます。 このように長期インターンシップでは、学生が自らの苦手を克服し、実用的なスキルを身につけるための環境が整えられています。

またインターン生として長期間ひとつの会社に所属することで、会社の雰囲気や社員が仕事をする様子などを間近で見ることができます。社員さんの職場体験を聞くことは、自分の就活の軸を見直しキャリアプランをより深く考えるきっかけにもなるのです。

業務に関しても、短期インターンシップでは実際の業務に類似した架空の課題を与えられるのに対し、長期インターンシップでは実際の業務に役立つ仕事を任されることがほとんどです。そのため、担当する作業に対するやる気と責任感もより強くなります。 インターン生を多数採用している会社であれば、インターン生だけで企画から実行まで全て行える業務を任されることもあるため「一から何かを作り上げる経験」ができる貴重な場にもなります。

また長期インターンシップに関しては、学期中の参加となることが多いため、学業やサークルとの兼ね合いを考慮しながら、参加の可否を決める必要があります。 最低週3日以上の勤務を条件とする会社が多いですが、場合によっては週2日から応募できる会社もあるため、自分の状況に合わせて、適した長期インターンシップを選ぶことが成長につながります。



インターンシップ参加率と実施率

就職白書2020の調査によると、短期インターンの参加率が70〜90%であるのに対し、長期インターンに参加している学生の割合は約3%というデータが出ており、認知度・参加率ともに極めて低い現状にあります。企業のインターンシップ実施率においても、短期が60%以上なのに対し、長期インターンシップの実施率は1%にも満たないことが分かりました。

つまり、長期インターンシップは、参加率・実施率ともに短期インターンシップよりも極めて低いというデータが出ているのです。そのため、まだ参加学生が少ない長期インターンシップへの参加は、就活においても大きなアドバンテージとなります。


就活における重要性

短期インターンシップへの参加は、その企業の本選考に参加する際有利に働く場合があります。企業によってはサマーなどの短期インターンシップへの参加が本選考応募の前提条件となっていることもあります。また短期インターンシップで社員からのフィードバックをもらい実際に会話することで、その企業が新入社員に求める素質を知ることもできます。

その反面、長期インターンシップは新卒採用と切り離して行われていることも多く、長期インターンシップに参加したら絶対正社員として採用してくれるということはありません。逆に言えば、学生も必ずしも就職したい会社の長期インターンシップに参加しているとは限りません。冒頭でも説明した通り、長期インターンシップの実施率は1%と低く、志望企業が長期インターンシップを導入している確証はないのです。

長期インターンシップへの参加はどちらかというと、実際の業務を通して志望業界や業種の業務形態を知ること、またそれに関連するスキルを身につけることを目的としています。仕事をするうえで必要なビジネスマナーにも触れることができるため、のちの就活にも役に立つことでしょう。

このように長期インターンシップは就活に直結するわけではありませんが、参加の過程での経験や学んだスキルは、学生が成長するための大きな糧となり、就活においても有利になる可能性が高くなります。



インターンシップ生の経験談!

私自身も、半年を超える長期インターンシップと短期のサマーインターンシップへの参加経験があり、両者の間に大きな差を感じたので、体験をもとにそれぞれのよさをお伝えできればと思います。

長期インターンシップでは、メールマガジンやサイトのコラムコンテンツの作成、SNS運営案の策定などの業務を行っています。私がインターン生として所属している会社では、業務に携わる前にオンライン教材を活用した研修が組まれており、そこで得た知識を実際の業務に活かせていると感じています。
業務がひと段落した際にも、他のインターン生や社員さんからのフィードバックをもとに完成した内容を更にブラッシュアップすることができるため、その業務に関して自分がうまくできた点と改善点の両方を認識することができ、それをもとに更によいものを作るチャンスがあります。特に、私が所属するような社員数が少ないベンチャー企業では、インターン生と社長、正社員間の距離が近く、よりリアルなフィードバックを受けることができるためさらに大きな成長につながります。
実際の業務の成否に関わる仕事を任されるためプレッシャーもその分大きいですが、そういった経験も、数年後社会に出た後に役立つのではないかと感じています。

短期インターンシップでは、実際の業務を模した形でクライアントの経営問題を題材とし、課題解決力を高めるワークに参加しました。約3時間の制限時間内にチームメンバーとともに、課題の定義、ヒアリング、プレゼンテーションを行うワークになっており、緊迫感漂う状況下で実施されたこともあり、職場の厳しさを感じることができました。
その他にも、短時間で状況把握が完全にできない参加学生がいたり、複数の観点から問題を捉えることが難しかったりなど、学生一人ひとりが自らの課題を見つける機会にもなったと思います。よい気づきがある反面、短い時間ではそれを解決できないことが短期インターンシップにおいて少し残念な点でしたが、職場においても、一回で成功させなければいけない場面もあると考えると、これもいいトレーニングになるのではないかと感じました。



インターンシップの選び方に絶対はない!

インターンシップの期間に関しては、「これが一番よい」という絶対的な基準はなく、自分がどのようなことを目的として参加するかをもとにインターンシップの種類を選定することが重要です。充実した学生生活を送り、理想の企業に就職するためにも、 ぜひ長期インターンシップと短期インターンシップを両方を活用してみてくださいね!



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最後までご愛読いただきありがとうございました!
次回もお楽しみにしてください!!

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