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コロナ禍での転職の是非

 こんにちは、すけです。
 この度は本ページをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
 長い梅雨は終わりましたが、新型コロナウイルスの話題は終わりませんね。今回の投稿は、その新型コロナウイルスの影響により多くの企業の業績が不調の中、キャリアや今の職場に悩んでいる方向けにこの時期に転職することの是非について記載しました。あくまでも私の見解に過ぎませんが、最後までお読み頂ければ色々と吹っ切れるのではないかと思いますので、お付き合い頂ければ幸いです。

 いきなり核心ですが、コロナ禍での転職は大いにありで成長やスキルアップに繋がるものになりやすいのではと考えております。従って、この時期に転職活動はしない方がいいという人がいますが、私の意見は逆です。
 ただし、何も考えずに逃げ出して、気付いたら崖っぷちに突っ立ってたというような後ろ向きな行動であれば、それはネガティブなものになると言わざるを得ないです。これは時期とかは関係ないですね。
 また今回、私はこのコロナ禍で『会社を辞めた』状態での職探しを余儀なくされました。最初の転職は会社に所属しながらでしたので、その点もご参考になればと思いますが、個人的には『会社を辞めた』状態での職探しの方がより納得できるものになったと思っています。世間一般では会社を辞めないで活動した方がいいと言われますが、この点も現在の私の意見は逆です。 

 自分が歪んでいるだけなのかもしれないですが、今回のコロナ禍での職探しを通して、世間の常識は改めて偏見に過ぎないということを強く感じたのです。JALやHISが新卒採用を中止した、有効求人倍率が1.5から1.2に急落した、不景気突入だ、などなどメディアが煽りますが、自分がこの約2ヶ月で見た現実は以下の通りです。

・確かに飲食や観光業界は大きな打撃を受けたが、業界や企業によっては引き続き成長している。
・ここ最近は目を見張るような成長はないかもしれないが、教育コストがかかる新卒採用を断念してるからこそ、中途採用に積極的な企業は多い。

 以上を踏まえ、以下の4点が自分なりの纏めです。

・経済が掻き回されている中、今積極的に中途を採用しているのは相当基盤が盤石か、勢いに乗りまくっている企業。自分次第で将来性はある。
書類審査や面接で対峙する人は選考を通じて、その人に会いたいか、一緒に働きたいかだけを見る。新型コロナウイルスのことなど見ていない
・あまり多くの企業にエントリーしない方がいいという声もあるが、個人的には多めのエントリーを心がけるべきと考える。
・現職を辞めないで就活するのが一般的だが、別に辞めてからでも全く問題ない。むしろ現職に気を遣いながら活動する方が非効率だったりする。
(ご家族がいらっしゃる場合はここは慎重に)

 自分が退職を余儀なくされた企業は、業績悪化を理由に自分以外にも知る限り20〜30代の若手や中堅を10人を退職させました。(規模は100人前後)普通ならキャリアも終盤に差し掛かった方に退職をお願いするケースが一般的かと思いますが、自分のところは逆でした。恐らくですが、将来的に身売りや破産があるのだろうと思い、此度の新型コロナウイルスの影響で完全にガタが来ていると確信しました。ゆえに同じ過ちを繰り返すことのなきよう堅調な基盤があることを志望度を設定する上で最優先に考えました。それでもって志望度の高かった企業から内定を頂いた自分は運がよかったと思います。
 結局は『運』なんです。面接にあたり準備という名の下で経歴や実績を盛って本来の自分とは全然違う姿を見せて、見る人聞く人を引きつけることもまあ可能かもしれませんが、これだと仮に入社した後に期待されることが変わってきてしまうのでやめた方が無難です。採用経験者の話によると、華々しい経歴の持ち主(そう見える場合)でも、ある面接官は「ぜひ来て欲しい!」と言うかもしれませんが、別の面接官は「どうせすぐ辞めるだろう」と言って敬遠することもあるようです。準備をして臨むのは当然ですが、それが大学受験のように合格を保証するものではありません。全体的に、書類審査・面接・筆記試験の通過だけでなく、内定を受託するしないも、そもそもその求人に巡り合うのも運によるもの。何重にも偶然が重なって初めて転職がなされるんです。

 運である以上、それはあの手この手で引き寄せるしかありません。それに必要なのは数です。私は合計で51社エントリーしていました。(これでも特段多い方ではないかもしれません)よく多くの企業にあまりエントリーしない方がいいという方もいますが、時期にかかわらず当初の志望度の高いところに絞り全滅というシナリオは十分にあり得る話です。そうなったら諦めるか、選択肢を広げて活動を続けるかしかありません。一旦諦めるもの尊い選択だと思いますが、選択肢を広げることで好転する可能性もあります。これが数を増やすということの醍醐味です。

 数を活かすためにはそれなりに集中できる環境も必要です。その環境を整備するのに一番シンプルなのは現職に見切りをつけて辞めてしまうことです。この点だけは特にご家族がいらっしゃる場合はよくご相談頂きたいです。その間の生活費が心配、経歴に穴が開く等の懸念はあるかもしれません。私は退職金はありませんでしたが、失業保険を1ヶ月分受給しました。また、その1ヶ月分の経歴は空白になります。でもこれで済んだのは、間違いなく仕事をせず転職活動に集中できていたからだと思いますし、この程度であれば傷は浅いはずです。仕事をしながら行った最初の転職活動は2ヶ月半程かかったので、スピード感は間違いなく増しました。例えばですが、自己分析から何まで一から仕事辞めてからするのではなく、自己分析〜書類作成〜企業選定〜応募くらいまでは仕事をしながら行い、それ以降の面接は辞めてから一気に畳み掛けるのも手です。仕事をしながらの面接だと半休や有休を取ったり、事と次第によっては仮病を使ったりとそこで気疲れしていい結果を出しづらくなったりしかねませんしね。

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 ここまでお読み頂きましてありがとうございました。
 動機さえあれば転職は時期に関わらず積極的にするべきだと思います。本音をいうと発端が発端なだけに、コロナ禍での転職活動は当初かなり不安でした。ただこのやらざるを得ない状況で集中的に活動したことが、運を引き寄せられた一因かと考えております。コロナというキーワードは一旦忘れ、今一度自分と対話してみて決心がついたなら、老害の上司や知人、身内に惑わされずに突き進んでいけばよろしいかと思います。無論ご家族がいらっしゃる方は、ご家族の方との十分な対話もお忘れなく。

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