5歳児に伝えるマネー教育の始め方②~西野亮廣さんの視点に学ぶ
こんにちは。
人生・ビジネスに効く プチ書道講師の豊子です。
先日に続き、西野亮廣さんのセミナーの話を交えて、
「未就学児に伝えたい、お金って何?」を
テーマにお届けしたいと思います。
前回の記事はこちらです。
子どもに伝えたい「お金の3つのルール」は
下記をご覧ください。
そもそもお金とは?評価経済から信用経済へ~西野亮廣さんの視点
そもそも、お金って何でしょうか?
歴史学者ハラリ氏の「ホモサピエンス全史」では、
貨幣は人類が作り上げた神話であり、虚構である
という表現をしていました。
お金は、皆が価値があると信じているから価値があるだけのものです。
西野亮廣さんはセミナーの中で、
SNSが登場し、影響力(フォロワー数)があれば
お金が作れたのが「評価経済」だった。
今は、知名度(フォロワー数)だけではなく、
信用度がお金を生む「信用経済」へシフトした。
お金とは「信用」であり、
クラウドファンディングは信用をお金に替える両替機。
つまり、信用があれば、お金が作れる時代。
だから、今必要なのは、
絶対に嘘をつかないこと、
人に会うこと=信用を上げることであり、
未来の自分を買ってくれるファンをつくること。
だと説明していました。
知名度ではなく、信用度がより重要なのはなぜ?
一つ、例を挙げます。
知名度のあるタレントでクラウドファンディングに
成功した人はいないそうです。
なぜなら、信用がないからです。
それは、彼ら彼女らのお金の出所が、広告費だからです。
つまり、タレントがあるお店で「美味しい」と発言していても
その裏には、広告費が動いていることを、私たちは既に知っているのです。
「お金をあげるから、紹介してください」を受け取ると、
信用度が下がってしまうのです。
一方、アーティストはどうでしょうか?
彼ら彼女らは、CDやグッズにせよ、
お金の出所が、お客さん(=ダイレクト課金)なので、
信用度も高いのです。
コロナのメッセージは、
「ファンがいないと死ぬ」ということ
と西野さんは表現していました。
お客さんにはサービスを買う顧客と、
未来を買うファンがいて、
有事に助けてくれるのはファンなのです。
ルールが変わる時代に必要なのはファンづくり。
認知を取るよりも、人気をつくる、
ファンをつくる装置として、SNSだけでは足りないと説いていました。
では、この「お金=信用」を5歳児にはどう伝えていこうか?
ここからは私自身の考察です。
日々の生活の中で、「信用がお金をも生むこと」を
子どもにどんな風に伝えられるでしょうか?
ここからは、【令和共育委員会】というコミュニティを運営している
やまだまいさんとの対談でもシェアさせていただいた内容です。
とある、お米屋さんでの話~信用があればお金が借りられる!?
平日、ほぼ毎朝、夫と5歳児が通っているお米屋さんがあります。
通園前に、娘は自転車に乗るのが楽しみで、
いつも家族4人分の、おにぎり4つを買いに行っています。
この、一つ100円のおにぎりの美味しさと言ったら!
海外からの一時帰国の時にも、立ち寄ってしまうほど。
お米も電話一つで直ぐに届けてくれて、
このお店も、長女が赤ちゃんの時から
ずっとお世話になっていたお店です。
つい先日、夫が300円しか持たずに行ってしまった日がありました。
が、なんと、いつも通り、4つおにぎりを持って帰ってきました。
100円借りたんですね。
その時の5歳児とのやり取り。
私「なんでお金が足りなかったのに、4つもらえたんだろう?」
娘「お金をもらえたから!」
私「なんでお金がもらえたのかな?」
娘「いつも来てくれるから?」「また来てくれるから!」
ということで、次の日は生憎の雨でしたが、
いつも通りおにぎりを買いに、
100円を返しに行きました。
ずっと通っているから信用があって、
また来てくれると信頼してくれるから、
お金も借りられたという事。
信用してもらえる関係をつくると、
いざという時に、お金という形で
手助けしてもらえる事もある
そんな事がほんの少し体感できたかな?
と思ったのでした。
あなたなら、「信用度がお金を生む」ことを
どんな風にお子さんやご家族に伝えるでしょうか?
最後までお読み頂き、感謝です。
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