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ポカリスエット あの場所は見てる

今日まで流してきた汗を、
知ってくれている場所がある。

大塚製薬のクリエイティブはスバ抜けている。
数々の広告賞を受賞し
数々の歴史を作り続けているが
なお
新しい表現にチャレンジする姿勢は凄まじい。


今回のweb movieはインターハイ2024のもの。
テレビCMと違うなと思ったことは
"ポカリスエットを飲むシーンがない"
ということ。

ポカリスエット
sweat=汗
とにかくスポーツに向き合う学生の汗が描かれる。

movieの流れは、
スポーツする学生をうつす下からの魚眼レンズから始まり
最後には誰も写っていないグラウンドが映し出される。

スポーツを頑張る学生をいつも見守っているのは
その"場所"であるというアイデア。


そう、魚眼レンズで映し出されるのは
その"場所"からの視点に他ならない。

そして視点が切り替わり、
最後にはいつも練習した場所ではない
歓声の湧く大会の会場で終わる。
(音声がだんだん会場の歓声に変わるのにお気づきだろうか)

”あとはだすだけ、わたしのぜんぶ。”

最後に添えられた一行は全てひらがな。
何かおまじないのようで、妙なリアリティを感じる表現だ。

スポーツを頑張る学生の汗は素晴らしい。
その最高の素材をクリエイティブに昇華する大塚製薬は
今回もやっぱり素晴らしかった。


それでは今日はこの辺で。




作り手視点から
新商品やCMを考察します!

#企画 #広告 #ブランディング #マーケティング #広告事例
記事を書いた人:インサイトマーケティングラボ 地元 神奈川を拠点に札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡にて企業の経営伴走マーケティング支援事業、ブランディングデザイン事業を展開。コンサルティングディレクター:代表 山浦慶太


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