【感想】ドラマ「日曜の夜ぐらいは」


幸せは倍に、不安は半分に…


登場人物達を見ているとそんな風に思えます。

暗い表情で過ごしていたサチ、ケンタ、わぶちゃん…彼女達がバスツアーで偶然出会います。


サチは心がしんどくなると、コンビニで高いアイスを買って…なんとかやり過ごす日々。




でも、三人で過ごすうちに少しずつ変わって行き、日常をワクワクして過ごすようになります。

ぶっちゃけ「宝くじの1等当選」は非現実的過ぎて…(笑)複雑な心境になりましたが。

あくまで物語…。

それに囚われずに見たほうがいいなと思い直して彼女達を見守りました。



その後、三人だけじゃなく、邦子お母さんや富士子お婆ちゃん、そしてバスツアー仲間のみね君が疑似家族的な関係性になり。

助け合いながら毎日の暮らしを楽しむ姿に本当に癒やされました。

孤独で暗い表情をしていたそれぞれが、日常を共にしてどんどん笑顔になって行くのがとても良かった。



ケンタの誕生日をサプライズでお祝いしたのも良かったけど。

その時に、コソコソしすぎてケンタが違和感を感じない様にしたというエピソードがとても好きです。

凄く繊細な話ですよね…

サプライズばかりに気が取られていたら敏感なケンタは
『私、皆に何かしたかな?…嫌われたかな…?』
なんて思ってしまうかもしれない。
そんな事がない様にと考えたサチの思いやりが素敵だと思いました。
深く考え過ぎてしまう私は、共感してしまったのです。


現実にはこんな出会いはないのかもしれませんが、この世のどこかでこんな物語があったら素敵だなぁ…と。

お金も大切だけど…

信頼できる仲間に出合う事の奇跡みたいな物を描いた物語だったなぁ…と思って見ていました。



ちなみに…

サチ達が購入したのはドリームジャンボミニの方?だったと思うのですが、250万分の1の確率だそう。

その確率って実際はどんな感じなのか調べてみましたが…


大阪市や名古屋市の全人口の中からたった一人が選ばれる確率と大体同じみたいですね…

想像を絶します(笑)


そんな想像を絶する確率で引き寄せられた三人は、やっぱり奇跡的な出会いをしたんだな…

そして、その出会いを大切にしていったんだな…と思いました。

脚本家岡田恵和さんのオリジナルストーリーでしたが発想が面白いなぁ…と。
現実離れしている事に囚われず、見続けて良かったです。
今週の日曜が最終話…とても寂しいですが、結末を見守りたいと思います。

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