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その よい一日は・・・

今日は9:00くらいに起きた。
金曜日は2限と3限に講義があるのだけれど、なんとなく、今日は違うなって思った。なので行かないことにした。
この自由が許される大学は、本当にありがたい。

僕はよく自炊をするのだけれど、家でエスニック料理を作るのは難しい。
ここ最近は無性にエスニックが食べたくなっていた。
特にパクチーが好きで、パクチーの乗ってる料理が食べたかった。
なので、お昼はベトナム料理屋さんに行くと決めて朝の日課を行った。

11:30くらいに烏丸のあたりにあるベトナム料理屋に到着した。
このお店が僕は大好きで、いつも食べるものは一緒。
店員さんがお水を運んできてくれるタイミングで、「注文いいですか?」と切り出す。そして勝手に常連感に浸る。

いつも通り美味しかった。そして、パクチーを食べたい欲も満たされた。
これでもう帰って、課題に取り組むのも悪くないなと思ったのだけれど、
でもせっかく本を持参したのだから、行ってみたかったカフェに行こう
と思い立ち、お店をあとにした。
曇っているけれど時々日差しが差したり、なんだかなぁって感じの天気。
僕は日傘フリークなので、どんな時も持ち歩く。今日も例外ではなかった。

カフェに入ることができた。以前に何度か訪れてはいたのだけれど、その度に満席だった。なので毎度、「また今度。」そう、思っていた。
思い続けたまま訪れること無く終わる可能性もあったのだから、
今日訪れることができて、本当によかった。

チャイティーを注文して、持参した本を読み始めた。
僕のマリさんの「書きたい生活」の残りと、
岸政彦さんの「マンゴーと手榴弾」の二冊を。
僕のマリさんの作品との出会いは、僕のバイト先の先輩が貸してくれた、「常識のない喫茶店」という作品だった。
その先輩も友人から勧められてと言っていた。

人の生活に触れることができるエッセイはいいな、なんかいいなって思う。
自分が体験できないことを疑似的に体験した気分になれるのだから。
こんな生き方もあるんだって視点をくれる。
でも同時に、自分にはない生き辛さが入ってくることもある。
でもその生き辛さを知れるというのは貴重なことでもあると思うから、、

しーちゃんとの話は本当に愛おしく感じられる。
しーちゃんは半グレも追い回すような最高にかっこいい店員さん。
しーちゃんとマリさんのやり取りに、どうしてかはわからないのだけれど、
目元がゆるむのを感じた。
こういう時の感情を言語化できたらなぁと思う。
まぁでもいっか。今は、それで。

岸先生の作品も面白いと感じる。出会いは大学の講義からだった。
何かの講義でピエール・ブルデューの『ディスタンクシオン』に出会った。その講義ではあんまり触れられなかったのだけれど、僕自身が思ってた疑問を裏付けてくれるような内容な気がして、講義のあと調べたのだと思う。
そうすると『ディスタンクシオン』の帯を岸先生が書いていて、その帯に惹かれた。100de名著、『ディスタンクシオン』も読んだ。
今は原著も読み進めているところだ。
理解できるかは、分からない。僕は凡庸な大学生の一人なのだから。
そんな出会いから、『断片的なものの社会学』を手にした。
これが本当に面白くて、そこから岸先生の他の作品も読み始めた。
一度だけだけれど、お会いすることもできてよかった。
またお会いしたいのだけれど、
それには京都大学の院に進む必要があるだろうから難しいのかな。
本屋さんでたまに開催される対談のイベントがあるのだけれど、
そこに参加するのが一番現実的なのかもと、思案してみる。

そんなこんなで、『マンゴーと手榴弾』も少しは読み進めたのだけれど、
すぐに限界が来て、喫茶店を後にした。
すごく良い雰囲気で、もっと過ごしたかったのだけれど、
あまりに長く居座るのは良くない。
マリさんのエッセイを読んだ後なのだから、なおさら、ね。

もうこれで帰っても良かったのだけれど、せっかく家から出てきのだから、
なにか買って帰りたくなった。ということで、KALDIに寄った。
この店はいつでも楽しい。
店内を物色すればするほど、欲しいものが出てくる。
結局色々買ってしまった。でもこれで数週間は毎日の食卓に彩りがでる。
なんてったって食事は、人生における楽しみ一つなのだから。

どうしてこんな駄文を書きたくなったのかは分からない。
noteを始めたきっかけも、バス停から歩いているときの思いつきだ。
さっき書きたいなぁと思って、今書いてる。
こんなのでいいのかなぁとも思うのだけれど、まぁいっか。
これからも続けられたらいいなと思うのだけれど、続くのかしら。
一度なにかを書いてみたい欲はあったし、よい機会だった。

ハドソン川のほとりから、マンハッタン南端を望むような生活ではないけれど。なにか日常の出来事。日々湧き起こる感情を表現できるといいな。

六月は梅雨の晴れ間の街を書く。 るい



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