スペーサー・金マーカー留置のため一泊入院
2023年3月に前立腺がんが見つかり、4月からホルモン治療、9月より放射線治療開始の予定です。
放射線照射に先立って、前立腺に隣接する直腸に当たらないようハイドロゲルスペーサーを注入するのと、照射の狙いを定めるために細い金のマーカーを前立腺内に埋め込みます。
これらの実施日が2023年8月28日。
全身麻酔を使う手術ということで、一泊入院です。
当日朝の流れ
当日は前立腺関係の手術が3件あって、順番は直前まで分からないが、病院には8:30に来るよう指定されました。
時間通りに到着し、入院受付へ。
申込書や問診票を出して、泌尿器科診察室前で待ちます。
9時頃、看護師さんから詳細確認。
アレルギーの有無やら最後に食事した時間など聞かれたのですが、そういえば朝に思わずビカルタミドを飲んできた旨正直に言うと、あらゆる薬は飲まないでということだったので、手術可能か医師に確認となったのでした。
結論から言いますと…OKでした。
(関係者の皆様、お手数をかけてしまい申し訳ありませんでした)
OKいただいたら、4月の生検の時と同じようにコンプレッションソックスを履いて、処置室へ。
処置室で手術準備
処置室では点滴なのですが…最近の私、血管が見えにくいと言われることが多くイレギュラーな場所に針を刺されることが多くなってきました。
今回は左の手首?!
手術の順番は結局、3人中2番目で11時頃開始予定とのこと。
本など読みながら時間待ち。
ここまでは椎間板ヘルニアからの足腰の痛みはそれほどでもない感じ。
待つこと20分くらい?!
いきなり10:35手術室入りとの連絡。
手術室本番
バタバタと点滴スタンド引きながら手術室へ。
荷物をロッカーに入れて、手術台に横たわります。
酸素マスクをつけられ、周囲では各種確認事項が読みあげられています。
「では麻酔入ります」の言葉と共に点滴から麻酔注入。
針の刺さっている個所で暖かいような違和感を感じると10秒程度で眠るように意識が途切れます。
麻酔の効いている間は呼吸も止まるので挿管されて人工呼吸器を使ったらしいのですが、もちろん覚えていません。
手術そのものは、会陰部から前立腺・直腸間にゲル状のスペーサーを注入、前立腺内に細い棒状の金をマーカーとして差し込むというものです。
11:15に終了して麻酔から覚醒。
普通に眠ってから目が覚めたような気分で、予想よりはるかにスッキリしたものでした。
困ったのは、鼻が詰まっていた(特に左側)ことで、春の花粉シーズン以来詰まったことなかったので困惑しました。
あと、不織布マスクの上から酸素マスクをかけられていて、なんともモゴモゴした感じ。
病室へ移動、3時間安静に
終わったら、ベッドに移され病室へ。
麻酔から覚めた時点から3時間は安静ということで、その間寝たままで酸素マスク着用。
点滴が左手首に刺さっていて、そのスタンドが右側にあるので、チューブが体の前を横切るようで極めて邪魔でしたね。
ベッドが真っ平らで、腰に負荷がかかる気がして、左側がキツくなってきました。
「寝返りうてますよ」とはいうものの…点滴や酸素マスクがあり、動きには制約があります。
そして、水分をそんなにとっていないのに尿意が…
考えてみれば点滴で水分はどんどん補給されているわけで(そりゃそうだ)
13:20頃、さすがにこらえきれなくなってナースコール。
尿器使っての小用。
いわゆる「尿瓶」使うのも人生初(・´з`・)
起き上がり許可!
14:20 、3時間が経過して起き上がり許可。
お手洗いも自分で立って動けることに有難みを感じますね。
イヤホンを忘れたので、iPhoneから音楽聞いたり動画見たりできない。
SNSは見られるけれど、基本テキスト操作のみ。
ここで一気に読みかけの本を終わらせよう!
お待ちかねの夕食
前日の夕食以来、固形物の摂取なしで朝まで水までという状況で、午後にはかなり腹ペコ状態。
そして18:00 待ちに待った夕食w
今回は起き上がっても良かったので、普通の姿勢で食べられました。
結構お味もイケてましたよ。
夜は読書で時間つぶし
そこから夜は腰痛と戦いながら時間つぶしです。
映像・音楽楽しめないので、Kindleで読書ですな。
実際、絵を売っていくには…そのための読書。
いや~、イマドキのスマホって便利ですね~♪
それにしても点滴は翌朝まで続くので、水分は強制的に補給され尿意は定期的に襲ってきます。
概ね3時間ごとにお手洗いという感じで…足腰の痛みもあり、かなり睡眠不足になりました。
朝になり点滴終了、朝メシ
明け方5時半頃に点滴終了。
さらに身軽に!
もう普段着に着替えて朝食待ち( ゚д゚ )
7時過ぎに朝食到着!
朝食はなにげに「たらこふりかけ」がうれしかったですね(´∀`)
退院手続き
その後、退院に関する書類を確認、署名して病室を後に。
退院窓口で精算のための手続き。
…なのですが、この日は金額が出ないので、後日自宅に請求書を郵送するとのこと。
もしかして8月は高額医療費の上限に達したのかな?
健康保険の限度額認定証も見せていたからね。
この日は相変わらずの猛暑日。
暑い中、病院近くの池田記念美術館に28日まで展示させていただいた絵を取りに行きました。
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