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放射線治療のスペーサーについて調べてみた

2023年3月に前立腺がんが見つかり、現在ホルモン治療中です。
今までのところホルモン療法が奏功してがんの病巣はかなり小さくなってきました。
9月から放射線を38回にわたって照射する予定です。

それに先立ち8月末に「スペーサー埋め込み」手術を行うとの説明がありました。
「スペーサー」ってなに?ってことになりますが…ググってみました。
便利な時代です。

私の場合、外から放射線を当てる「外照射」ですが、前立腺に照射すると直腸が隣接しているため、そこにも放射線が当たると炎症など障害が出やすいとのこと。

そこで前立腺と直腸の間隔をあけるため注入するものが「スペーサー」というわけです。
ネット上では「ハイドロゲルスペーサー」(製品名Space OAR)というものがヒットしまして、おそらくこれを使うのではないかと思います。

これは注射針で前立腺と直腸の間に注入すると、その箇所でプルプルのゲル化して間隔を保つそうです。
成分はポリエチレングリコールというもので、身体には無害であることが証明されているとのこと。

注入後は約3ヶ月形態を保ち、その後6か月後には吸収されてなくなっていくようです。

同時に前立腺内に「金マーカー」という細い棒状の金を埋め込み、放射線照射の位置決めの基準とするそうです。
「金マーカー」はそのまま体内に残りますが、看護師さんの説明では「金は体内に残っていても害はありません」とのこと。
まあ、元素としての金は化学反応もしない安定した物質ですからね。

私の場合、前立腺だけでなく隣接する病巣もあるので照射範囲が広くなり、副作用リスクが少し高くなるのかな…という認識です。

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