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絵を売る現場を見に行った(ART FAIR TOKYO)

2024年3月8日、東京国際フォーラムで開催されていたART FAIR TOKYOを見に行きました。

一年前、血尿をきっかけに前立腺がんであることが判明。
最初のPSA検査で1300超えの数値が出て…「5年生存率20%」という情報も。
結果的に非常に幸運なことに放射線治療でほぼがんは制圧されたようです。

その治療の過程で「自分の本当にやりたいことは何なのか?」と自問した結果が…「絵描き」

そして、何のために描くかと問われれば…自分の作品を、それを求める方々に(有償で)お渡しするため…ということになるでしょうか。

絵画などアート作品が流通するのは、世の中的にはかなり特殊な業界です。
画廊、ギャラリーなどと呼ばれる業界なわけですが、田舎に住むものにとって様々な画廊を見て回るのはかなりハードル高いです。

そこで、多くの業者が集まるアートフェアなんていいんじゃないか?ということで今回見に行きました。

会場は東京国際フォーラム
入場は有料で、前売り4000円、当日5000円と美術館の企画展が高くても2000円台であることを考えると、なかなかイイお値段ですね( ꒪Д꒪)

※閉幕直後の情報から、来場者5.5万人とのことで…前売り4000円にこの人数をかけると、2億2千万円。
出展費や運営経費がいくらかかるか分かりませんが、だいぶ経費はこれで出るのでは?

開催は3月7日〜10日の4日間ですが、初日7日はプライベートビュー(お得意様ご招待的な日)で8日から一般客が見られるようになっていました。

チケット購入時に入場時間帯を1時間単位で指定します。
これは会場内の混雑を避けるためかと思います(実際、極端に混んでいた印象はありませんでした)

雑誌「アートコレクターズ」に特集記事が載っていて、それを読んで予習しましたが…会場入り口でその記事部分だけを抜き取った冊子が無料で配布されてました(・´з`・)

さて、会場を見て回った印象・感想は…
・事前情報通り、アニメキャラ的な表現が多い
・現代美術(現役作家)、近代美術・物故作家の作品、骨董的なものと…アートと言っても様々な業態を網羅している
・私の好みの写実系作品は少なく全体の1~2%?(体感的に)
・若い女性が作品(20万円くらい?)購入を決めている場面をみて、そういった層も顧客になる現場を見た
・価格帯は、ごく小さな作品で数万円~、超人気作家の大型の作品でウン百万円。
・業界界隈の知り合いが訪ねてきて親しく話している場面を多く見かけた…かなり狭い業界じゃないかということと、売ろうとするならばこの世界に入り込めるか?ということが問題になるのかも。

スポーツウエア業界で、私は商品企画から販売店やアウトレットまで見てきました。
何かを売るものを作ろうとするならば、誰がどこでどのように買っていくかを知ることが必須のように考えます。

とあるギャラリーのブースを見ていたら…「アーティストさんですか?」と声をかけられましたが…アートを買いに来たお金持ちに見えなかっただけでしょうね(笑)

変形性股関節症で立って歩く時間が長いとかなりキツかったりするので、今回はサポートタイツを着用してみました。

今はなき某P社の4DM

サポートタイツでもやはり痛みは出ました。
あと、慌てて乗り込んだ新幹線が混雑していて約1時間半ほどデッキで立ちっぱなしになったのもダメージになりましたね。
いゃ〜、キツかった( ꒪Д꒪)

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