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動画スクール「MOVIMO」の価値と意図

突然ですが、この11月から動画クリエイター養成スクール

「MOVIMO」を当社関連会社で開講することにしました。

この「MOVIMO」というスクールについて、動画クリエイターになるために学ぶ受講者目線と、動画スクールを運営する経営者目線で語ります。

1.受講者から見て動画スクールってどうなの?

一言でいうと、受講をお勧めします。

1.1.独学の駆け出し動画クリエイターとしての黒歴史

かくいう私は学生時代、2008年くらいから独学で動画編集を行い、youtubeにアップロードして小銭を稼いでいました。グライダーをやっていたので、部活のPR動画を作り新入生勧誘に利用したり、教育用動画を作って教育に利用したり。10年前から(なんちゃって)YouTuberですよ。

当時はWindowsムービーメーカーだったかな?無料ソフト使って、部活動で撮影した動画をあれこれいじりながら編集しました。できることが限られているので、音楽と合わせてみたり、無駄に拡大縮小を入れて写真に動きつけてみたり。

独学で何十時間かけて、2分のPR動画を作りました。で、どうだったかというと・・・

全然役に立ちませんでした。やはり素人臭さが否めない編集と、イマイチな映りや写りの撮影、センスのかけらもない動きと構成。そもそもどんなターゲットを想定した動画なの?誰向けのPRなの??といった、押さえておくべき基本が全然ダメでした。しかも、一部の動画は著作権違反でyoutubeから削除され・・・今思えば何も知らなかったなと。そして、時間を使いすぎて危うく留年するところでした。(原因は動画制作だけではなく、部活全般にうつつを抜かしていたからですけれども。)


ま、独学だと当然そうですよね。必要なスキルが身につかない、無駄に時間をかけて役に立たないものを作ってしまう。しかも、留年していたら貴重な1年と何十万円もする授業料がパーですよ。もったいなすぎる。

1.2.動画クリエイターとして必要なこと

それなりに仕事をしてきた今ならわかります。動画クリエイターに必要なスキルとは「動画を必要とする人の要望や目的を満たす動画が作れる」こと

自分が作りたいものを作るスキルだけだと、そこまで到達できないです。だって、自分にとって本当に必要な動画とはなにか?役立つ動画とは?が独学だとわからない。動画づくりそのものを仕事にするならなおさら「お金を出す人が価値を感じる動画」を作ることが何よりも大事。

それは動画編集ソフトのチュートリアルだけでは学べません。価値ある動画とはなにか?がわからないからです。また、最近ではYoutubeで動画制作を学べるコンテンツも増えてきておりますが、企画や撮影から体系的に学べるものは少なく、それぞれの隙間を埋めて学べる方は多くはありません。

動画を誰が見てどんな反応を起こさせたいのか、それにはどんな動画を作る必要があるのか。作るためにどんな撮影をして素材を集めなくてはいけないか、そのための予算やスケジュールはどれくらいか。これって、動画編集ソフトをいじるだけ、Youtube動画で学ぶだけ、ではなかなか身に付きません。

そして、私は経営者ですので、お金を払う側の気持ちがわかります。実際にフリーランスの方に仕事を依頼したこともあります。仕事の進め方もイマイチ、出来上がった動画もイマイチな人がおお i(以下、自粛)。まれにいい仕事をしてくれた方に遭遇もしますが、忙しくてなかなか仕事を受けてくれない。

つまり、ちゃんと仕事ができる、発注者側を満足させられる動画クリエイターが少ないんですよね。需要に対して。

そんな思いから「こんなクリエイターなら安心して案件にお金を払える、雇える」そういったレベルの動画クリエイターを育成するスクールを作ったわけです。

1.3.動画スクールMOVIMOの強み

はい、私が自信をもってお勧めする動画スクールのポイントはただ一つ!

・実際に動画クリエイターとして仕事ができるようになるカリキュラムと卒業後のフォロー

ということだけです。あ、もう少し分解しますね。

・実際に制作案件をしている現役クリエイターが講師。実際にテレビ局や街頭のデジタルサイネージなど、本当に動画の品質を気にする、他社と容易に品質を比較される企業様の案件を行っています。最近のトレンドも当然取り入れています。

・講師の目の届く範囲できっちり指導。そのために講座に人数制限を設け、半分はオフライン・対面での講座を行っています。

企画・ディレクションを学べる。クリエイターとしてお金を稼ぐにはクライアントの作りたい動画を聞き出し、理解し、どんな動画を作るか説明しなければいけません。そして、それを限られた予算やスケジュールで実際に作っていく段取りも必要です。それができない人はいくら編集技術が高くとも、クライアントを満足させられません。

・カリキュラムの中で実際の制作案件を扱う。お金をいただくための実践ができます。また、しっかり学べている方であれば講師陣から実際の制作案件のお手伝いを有償で依頼します。

・卒業後も無制限フォロー。講師陣は優秀なクリエイターを世に増やしたいというビジョンを持つ方々です。卒業後ももっと学びたい、プロの中でもトップレベルを目指したい方向けに、コミュニティを作りサポートを継続していきます。完全在宅オンラインで仕事を受注して、相談できる相手もいない、そんなフリーランスの孤独ともおさらばです!

・制作案件の紹介や職業あっせん。なにせ講師陣が優秀なので、所属する制作会社へ案件の依頼が多く、卒業生や受講生とともに取り組む案件も出てきます。また、関連会社で法人向けに営業を行っているので、動画制作案件があれば優先的に講師陣が所属する制作会社や卒業生に制作案件を依頼します。中には、動画制作を内製したい会社もあるので、その場合は職業あっせんを行います。

これでも漏れなく記載できていないんじゃないかっていうほど、欲張りなカリキュラムにしました。ほら、受けたくなってきたでしょ??


↑MOVIMO用広告動画です。MOVIMOで学ぶとこれくらいの動画を企画、撮影~編集までできるようになります。発注単価としては10万円~50万円くらい(キャスト、会場代別)くらいです。10万円は信頼関係があり、懇意にしている間柄で成り立つ金額ですので、通常は数十万円頂いてもよいでしょう。


2.経営者目線での動画スクール

ここからは経営者目線で動画スクールをやる理由です。創業75年を超える当社が今まで無縁だった動画スクール事業を行うのはなぜか?そのあたりも説明させていただきます。

2.1.増え続ける動画市場と足りない人材

まず、前述の通り質の高い動画クリエイターが足りていません。なぜ足りないのか?とにかく需要があるからです。

動画は文字の5000倍、1分の動画は180万文字に相当する情報量を持っているといわれています。今まで活字が盛んだったのは「動画を作るのが大変だった」「動画を記録して送るのが大変だった」だけで、もともと人間は目に映る映像で物事を理解する生き物です。世界中にインターネットが普及し、5Gなどの高速回線網が整備されつつあります。わからないことはググる時代から、youtubeで調べる時代になりました。なにせ動画のほうが情報量が多いですから。下記の通り、3~4年で市場が倍になっています。

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引用元:https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=25548

一方で、動画クリエイターの需要に対し、質の良い人材は同じペースで増えているでしょうか?高速回線網は大規模工場で作りロボットを活用すれば生産や敷設を効率化できます。いっぽうでクリエイターはひとが育てなければいけません。急に高品質の動画クリエイターを手に入れるのは難しいのです。需要が強い状態は10年は続くでしょう。特定のスキルを持った人材を3~4年で倍にしつづけるのは非常に難しいです。

2.2.質の高い動画クリエイターを増やす意味

需要があり、ビジネスとして手堅く成長を見込める、という以外にも動画スクールをやりたい理由があります。

動画には多くの情報量があるとお伝えした通り、動画には多くの魅力を伝える力があるのです。

グライダーでPR動画を作った黒歴史の話は読みました?(まさか飛ばしていませんよね??)なぜ頑張って動画を作ったか?マイナースポーツであるグライダーのすばらしさやおもしろさを多くの人に知ってもらうには、動画しかないと思っていたからです。マイナーな自分の好きなもの、大事なものをより多くの人に魅力を伝えたい、その手段が動画だったんです。

今、ひとが集まらない産業、地域にも同じことが言えます。

ひとの目が集まり、露出が増えていく都市部や会社、業界に人が集まるのは当たり前です。目にするものに関心を持つからです。

あなたがもし、いち経営者として自社の魅力をPRしたい、地元の魅力を発信したい、ひとを集めたい、と思うのであれば、動画を作ってPRすることは避けて通れないですよね?そして、動画の質は伝えたい相手に対する熱量でもあります。ほら、優秀な動画クリエイターを抱えておきたくなってきませんか?


2.3.利益、地域貢献と産業振興につながる事業

今後も人を採用し、教育し、商品やサービスの魅力を発信し続けるのであれば、動画クリエイターを育成しないのはもったいない。外注すれば50万円かかる動画制作を10万円以下で行える、自社のコンプライアンス基準や表現における業界のマナーや制約を制作会社に伝える必要もない。外注ではできなかった表現すら可能になります。

当グループは創業100年とその先の22世紀をお客様や関係者とともに目指しております。そのために10年は続く底堅い需要と、地域貢献や産業振興につながる事業しか手掛けないという方針にしております。動画スクール事業はまさしくその方針に沿った、当グループにとって必要かつ魅力的な事業であるわけです。

さぁ、先見の明を持てば、動画クリエイターがほしくなってきませんか?もっと突っ込めば、動画クリエイターを育成する仕組みすら、内製したくなってきませんか? 

当社では、動画スクールを運営したい会社様も歓迎しております。ぜひ一緒に多くの魅力を伝えられる人材を育てていきましょう。

以上です。

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