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公民館BOOKカフェ:レポ(in押野)

みなさん!こんにちはSYABERIBA代表の慶應3年内島駿介です。
SYABERIBAは、令和4年度の協働のまちづくりチャレンジ事業採択して頂き、1年間を通して金沢にてまちづくり活動を行っています。

今回は、その第1弾の活動であり、8月20日に開店した「公民館BOOKカフェin押野」のイベントレポートをお届けします!次回は、9月24日 長町公民館にて開店予定ですので、参加希望者の方はぜひこちらのフォームよりお申し込みください~!(運営に関わりたいという方も大歓迎です。フォームよりご連絡下さい。)
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さて、今回の公民館BOOKカフェの舞台となったのは、押野公民館。

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天気はあいにくの雨。公民館側からもコロナ対策のために参加人数は10人程度に抑えることを求められるなど、制限付きの開店となりました。

中に入ってみると、しっかりと「SYABERIBA」の文字が!

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公民館の方との事前打ち合わせでは、公民館主体のイベントや公民館のサークル、町会の利用ではない、そして学生が主体となった団体による使用は見たことがないということを伺っていました。この公民館BOOKカフェの出発点は「金沢方式という地域密着型の運営がなされる金沢の公民館であるが、その裏返しとしての自治会費の高さに見合うような地域住民の利用がなされていないのではないか。」という問題意識でした。

「そもそも公民館を借りれるということをほとんどの人が知らないことが原因だと思う。」

公民館の方は、そう教えてくれました。確かになかなか公民館のHPって見ないですよね。自分は、高校1年生の時に公民館を使って教育ビジネスができないか考えている時期があり、その時に公民館って借りられるんだってことを知りました(なお、採算が立ちそうになかったので没にしました)。

さて、公民館BOOKカフェのレポートに戻りましょう。公民館BOOKカフェは以下のような式次第で進行していきました!

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まずは、アイスブレイクがてら自己紹介。イベントに参加してくれた立場も年齢も異なる計10名の方が順に自己紹介をしていきます。

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参加者の中で最高齢の76歳のKさんは、自分が元郵便局員であったことを語り、現役時代のエピソードと交えて、思い出の本を紹介してくれました。

さて、お次はBOOK紹介の作成です。この紹介に関してはこだわりがありまして、作者名を明かさず、あらすじも最小限度にしてもらうという形をとりました。じゃあ、何を書くのかという話ですが、「その本と出会った経緯やその本が自分にとってどんな影響を与えたのかという感情面」に重点を置いて書いてもらいたい旨伝えました。簡単に言うと、可能な限りバイアスを排除し、本との偶発的な出会いを生み出したったのですが、これがなかなか難しかったようです笑(この構想は、東京で良く通ってる三省堂書店神保町本店での出来事に起因しているのですが、それについてはコチラで説明しています)。参加者の方にはお薦めしたい本を表紙の見えない状態で持って来て頂くということにもしていました。少し難易度の高い制限ということもあり、時間こそかかりましたが無事、皆さん書き終えて下さいました。

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↑持ってきた本を見返しながら、悩みながら書いてますね笑。ここは次回の長町公民館でのBOOKカフェでは要改善点ですね。もうちょっと、分かりやすく制限を設けましょうね、内島君。最高齢のKさんは、がっつり本の表紙見えちゃってますね笑。ここについても、趣旨理解を徹底するような呼びかけを次のイベントでは出来ればと思います!

BOOK紹介が完成したら、ついに「BOOKプレゼン」が始まります。一人持ち時間は3分。その中で、いかに自分がもってきた本の魅力を伝えられるかが試されます。まずは、お手本がてら自分(内島)がプレゼンしてみます。

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皆さんが紹介された本については本記事の最後に記載するので、ここではまだ公開しませんが、「受験生時代に出会ったこの本が、私の人生を変えてくれました。」と非常に胡散臭いセリフでプレゼントップバッターを飾らせて頂きました。その後、他の参加者によるプレゼンも続いていきます。

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「目玉があります。」

短時間で、相手に的確に印象を残す。相手に読ませたいと思わせる。3分間をめいいっぱい使ってプレゼンを行った自分が恥ずかしくなる。小学生のR君はパパ付き添いの下、素晴らしい一言プレゼンを行い、この日一番の笑いをかっさらいました。

全参加者のBOOKプレゼンが終了した後、本イベントのメインである
「BOOKドラフト」が行われました。プレゼンされた本の中から誰のものを一番読みたいかドラフト形式で決めていきます。1冊目の本からさっそく競合。ドラフト会議さながらの抽選が行われます。

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「あたり」を引いた人は喜び、「はずれ」を引いた人は残念がる。そんな光景が何度か繰り返された後、BOOK交換の時がやってきます。

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話題をかっさらった小学生R君のおすすめ本は、ドラフトを経て大学生のY君に渡ることになりました!

交換が終わると、BOOKカフェは終了。残り時間は交流タイムとなります。もしかしたら、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこのイベントには金沢市議会議員の喜多さんもちゃっかり参加されていました笑(こちらからお呼びしていないのに来てくださるとは、さすがの情報収集力ですね)。小学生から70代、そして大学生や市議会議員。世代と立場を超えた交流の生まれるイベントになったのではないでしょうか。

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【参加者の皆様が紹介してくれた素敵な本たち】
・遠藤周作『沈黙』
・三秋縋『3日間の幸福』
・東野圭吾『人魚の眠る家』
・ウォルター・ウィック『ミッケ』
・伊坂幸太郎『砂漠』
・こうの史代『この世界の片隅に』
・西野精治『スタンフォード式最高の睡眠』 などなど
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次回は9月24日に長町公民館にてBOOKカフェを開店します。

公民館BOOKカフェIN長町 (1) (1)

申し込みフォームはコチラから。皆様のご来店をお待ちしています~!
運営として関わってくれる方も、世代・立場関係なく募集中です!運営に関わりたい方は、フォームよりご希望をお伝えください。
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また、私(内島)としてはもう1つ公民館活用イベントを予定しています!

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ちょうど、BOOKカフェが終わった後同じく長町公民館にて開催しますので、こちらもご興味あればコチラからお申し込みください!
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SYABERIBAとしては、『カメラマンになって、ママの笑顔を撮影しよう』(子供カメラマン体験)という企画も同様に協働まちづくりチャレンジ事業として取り組んでいます。そちらの企画が気になる方は、8月23日実施分のイベントレポをぜひ閲覧して頂ければ!
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SYBERIBAは、議論に限らず今後も世代を超えた交流の創出を行っていきます。SYABERIBAへの参加希望者や詳細を知りたい方はコチラから!

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