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地域を「自分の言葉で」語れますか?- BEAU事務局メンバー紹介 vol.10 増田 叶夢 - Inside BEAU Op.41

増田 叶夢と申します。「とむ」です。
この名前で、しかも顔が濃いので、 “ハーフですか?”とよく聞かれます。
独自の調査によると、「増田は、日本とどこのハーフに見えますか?」という質問に対して、世論の42%は東南アジア、38%は中東、20%は南米と答えるそうです(増田 2020)。

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そんな顔と名前は世界を向いていそうなわたくし、実は日本の地方を見つめています。
きっかけは高2の夏。トビタテ!留学JAPANの制度を利用して、ニュージーランド最大の都市・オークランドに短期留学しました。
目的は、世界と日本の教育を比較すること。もともと教育に興味があり、当時自分が受けていた高校の教育を、世界の教育と比較して捉えてみたいと思っていました。

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と、ここまでは世界を向いていて、地方なんてあまり意識していなかったわたし。
ところが、ある日、それは起こったのです。
ホストファミリーの車でドライブに行ったとき、車で20分ほど走ると、目の前に壮大な景色が!
草、牛、空、道。

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増田 (2)

その景色を見て、気づいてしまったのです。


「都会より、田舎の方こそおもしろいじゃないか!!」


「都会であるオークランドと東京、一緒じゃないか!!」


それからというもの、日本の一地方であり、自分のふるさとでもある「福井」を盛り上げたい、福井のことを知ってほしい!という思いで、大学3年生の今も活動を続けています。

増田 (4)

それが、なぜBEAUにつながるのか。

大学に入り、福井、地方のことをいろいろ考える中で、「人間と土地が分離してしまっている」という現代の課題に気づきました。産業や技術の発展により、場所の意味が低下した時代。その時代が、人間が豊かに生きることをひそかに妨げている、そう思い始めたのです。

では、人間が土地と深いかかわりを持つにはどうすればいいのか。その1つの解決策が、教育にあると考えているのです。
土地とかかわりを持つということの第一歩、それは「自分の土地を自分の言葉で語る」ことができるということだと思うのです。

教科書の系統立てられた知識だけではなく、実際に足を動かし、人と関わり、環境に触れることで学びを深めること。それは土地に対する「自分の言葉」を生み出す過程に他ならない、そう考えています。


BEAUを通して、高校生が学びを深めながら、自分の言葉で自分のフィールドを語ることができるためのサポートができればと思っています。


増田 叶夢(ますだ・とむ)
BEAU 学生パートナー
大阪大学 人間科学部 3年

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