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取材で予想外の話が盛り上がったらどうしてる?【インクワYMO会レポート vol.1】

こんにちは、そして初めまして。inquireで編集者をしている向です。inquireでは原稿のスキルアップに向けて「YMO会」という集まりを開催しています。YMO会は、原稿における「Y・M(佳き・モヤっと)ポイント」を複数人で見つけ合ってディスカッションし、それぞれが今後の執筆での成長課題「O(推して参る)ポイント」を策定、スキルを磨いていくための会です。

より詳しい定義や効能、進め方は、inquireでお世話になっているライターの西山さんが以下のnoteにまとめてくれています。佳きな原稿を書きたい同志はぜひご一読を。

さて先週のYMO会では、海外のスタートアップを紹介するコラムと、プロダクトの背景にある社員の想いを掘り下げるインタビューを取り上げ、振り返りを行いました。どのような話をして、どのような学びが得られたのか、シェアできればと思います!

記事に必要なデータを最短で見つけるには?

1本目のコラム記事では「主張を裏付けるデータや統計をどうやって効率よく探してる?」について話し合いました。「このテーマならこのサイト」をリストアップする、あるいは「こういうデータとか統計知らないですか?」を編集者や詳しい人に聞いてみるなどの意見が挙がりました。そっか!相談すれば良いのか!と目からウロコな参加者もいた様子。

己を振り返ってみても、原稿を書いているとき、つい「孤独に頑張り抜かねば」というマインドに陥りがちな気がします。もちろん、長い長い孤独から生まれるマスターピースもあります。ただ、限られた期間のなかで原稿を仕上げなければならないときは、一人で悩みすぎず、共に原稿をつくっている仲間に助けを求めるのも、大切なスキルなのかもしれません。

取材で予想外の話が盛り上がったらどうする?

2本目のインタビュー記事では、記事を書いた本人が「取材時に予想外の話が膨らんで面白かったが、盛り込むべきか迷った」と悩みを共有してくれました。それに対し、参加者の意見は「関係ない話だからカットせねばと決めつけるのはもったいないよね!」で一致しました。

日ごろ取材をするときは、目的を踏まえて構成や質問を整理して話を聞いていきます。けれど、想定とは異なる話が盛り上がるケースもあります。想定外であっても、その話が記事の目的に照らし合わせて最適であれば、事前のプランに固執せず原稿を練り直すほうが、読者にとってもクライアントにとってもメディアにとってもプラスになるはずです。

もちろん、事前のプランから大きく逸脱するときは、取材後すぐに関係者と認識をすり合わせる必要があります。そしてすり合わせの有無を判断するには、取材中からアウトプットをしっかりとイメージしておかなければいけません。その解像度をどれだけ高められるかは今後の課題だなと感じました。

今週の推して参るポイント

YMO会の議論を踏まえ、今週は以下を推して参ろうと思います。

10分くらい悩んで答えが出なければ、答えを出すためにベストな方法は何かを考える。一緒に原稿をつくっている人に頼るのも一つの手
取材中に「この話は記事のどのブロックに入りそうな話か」をイメージする癖をつける。インタビュー後に振り返るタイミングを設けてみる

「よい初稿を書く」ために、取材やリサーチなど初稿の手前のプロセスも色々と実験していけたらと思っています。がんばるぞᕦ(ò_óˇ)ᕤ

最後にちょっとだけ推しらせ

inquireでは、ライティングを学び合うためのコミュニティを運営しています。スキルアップできているのか不安、書くモチベーションが続かないなあと悩んでいる人はぜひ覗いてみてください!


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