230303(金) 無職になった話、ODしてない話など

無職になった。応募していた派遣の仕事は、書類審査的なやつには通ったっぽいけど結局受からずだった。せやろな。一昨日は学校に行く予定で、昨日は病院に行く予定だったがどちらも時間までに準備できず風呂にも入れず精神状態が死んでいたので電話して予約日を変えて貰った。電話できただけでもう、なんかもういいよ。夜にシャワー浴びた。偉い。洗濯は、できてない。

バイトを始めて丸3年だった。最初は週1勤務だった気がする。それがだんだん増えて最後は週4になっていた。
最初の一年はODにハマっていた。死ぬぞーと思い朝まで幻覚を見たが吐瀉物まみれの布団で目覚めて健康に生き残ったりもした。俺は「救急車で世話になってからが自殺未遂」だと勝手にラインを引いていたのだが、高層ビルの屋上から地上を眺めたが帰ってきた、というエピソードを自殺未遂として話している人が居たのであれ?俺のやつも自殺未遂なのかと最近ようやく認められた。自殺企図と未遂の違いが未だによくわからないが、実際に致死量以上の剤を用意してそれなりにしんどい思いした以上は、未遂扱いなんだろうな。でもなんか敷布団を丸ごと剥がして捨てようとする自分を思い出すと面白いので、この事は自殺失敗とコミカルに呼んでいる。

ODはメモアプリの記録を見る限り、2021年12月を最後に一度もやっていない。なんか効かないなと思って処方薬をもう一錠飲む、なども厳密に言えばオーバードーズらしいが、そうではなくて市販の咳止めなどを何十錠も飲む行為をODとすると、リアルに1年はやっていないから正確な記録だと思う。
かつて趣味とまで言っていたODをやらなくなった理由は夜勤アルバイトに行く日が増えた事、それに伴ってバイト先で頼ってもらえるようになった事が大きい。できる事が増え、バイト先への愛情も芽生えた。変な客が来ても上手に対応できるようになってきた。そして薬を飲んで自分で自分を保てない状態、意識の外で自分が動いている状態で行く訳には行かねえという気持ちが2022年には、あった。
もちろん出勤日が増えた事で疲労も増えたが、そのおかげで薬をガブ飲みする元気もなくなった。一回飲まなくなってから暫く間が空くと、もうどうでもよくなった。

3年間の間に掛け持ちでサブバイトを3つやった。特に印象深いのは居酒屋で、自分と社員以外の全員が大学生だった。このとき初めて飲み会というものに参加した。社員の家に集まって缶チューハイを飲むだけの会だったのだが、俺はそれまで他人の家に上がったことが殆ど無かったので、これが中学校や高校だったら間違いなく「あいつ何なんだよ」と疎まれるであろう細かい無礼をいくつか働いた。しかしみんな大人なので、次のバイトから少し気を遣われるようになっただけで済んだ。この居酒屋は忙しさによって早く帰らされたり急に休みになったりし、大学生達は仕送りがあるので短時間で楽しく趣味代を稼いでいたのだが、バイト代で家賃を払っている身としては収入面が不安だったので辞めた。その点夜勤はいい。仕事が無くても居なければいけないから。

そういえば夜勤バイトの帰り道で車に撥ねられた事もあったな。金がなかったので「大丈夫ですよ」などと言って速やかに立ち去った場合は自己負担で病院に行かなければいけないのか!?とパニックになり、軽く吹っ飛んで額を地面に擦っただけにも関わらず車の運転手に救急車を呼んで貰った。そして病院へ運ばれ、打ったのが頭という事でなんか色々検査をしたが、額が切れて大げさに血が出ていただけで特に異常はなかった。
帰ってきて、猛烈に鬱になった。悪いとするならそりゃ自動車だよねという状況ではあったが、自分も行くのか行かないのかわからないような変な挙動をしていたなという自覚があった。俺は普通に歩いてる時急に引き返したり立ち止まったり、横断歩道でも車の様子を伺ったりする迷惑な人間だとその時気付いた。いや、迷惑だという事は解るのだが、実際に「あ、」と思った瞬間、考えるよりも先に身体が動いてしまうのだ。車の免許を持っていなくて本当に良かった。
その夜、相手が加入していた自動車保険会社から電話がかかってきて、直接謝罪の言葉があるからと言われたが憂鬱すぎるのでどうにか相手との電話は無しにできないものか!?と掛け合った(謎)。それは無理だったので舐められるわけにはいかねえ!とドスのきいた声で通話し(謎)、誠心誠意謝られて、「はい」「大丈夫です」のみを低い声で発しながら普通に泣けてきた。何やってるんだろう。

と、以上がバイトの思い出。ODと事故。バイトの思い出とは?
色々あったけど人に恵まれた。いいバイト先だった。もうこんなところ一生巡り会えない。
仕事ちゃんとできた。仕事ちゃんとできるんだと思わせてもらった。それだけで有難いのにめちゃくちゃ優しくして頂いて。感謝しかない。勿論合わないバイトの人も居たし、嫌な客も、特に俺が勤めていたところは立地的に日付変わってから来る客なんて碌な奴居なかったけど。それよりも圧倒的に職場への感謝がでかい。

この仕事をして良かったのは人類の最底辺みたいな人を沢山見た事だなあ。ツイッターでは「仕事ができない、俺はクズだ」みたいな事を言ってる人が沢山いるが、本当のクズは深夜のコンビニに来る、声がでかい、二人以上の、男または男女混合の集団。です。
そういう人を一生分接客した事で精神的に鍛えられたので良かったんですが、最近余裕なさすぎて普通にイライラしてきてこのままだとグーグルレビューにあの店員の態度が悪いと書かれかねない!と思ったので散々世話になった店に迷惑をかける前に潔く辞めた。

さて、長々と書いてきましたがそんなわけで無職になったので、ちょっと休んで家や生活の色々を整えて、立て直していけたらなあ。と思います。最近全くまともに生活できていなくて、何というかこの感じで週4で働けていたのが奇跡だと思う。本当に気力だけで動いていた。恩があったし、報いたいと思えるバイト先だったから。これから、少しゆっくりできるけど。あー。辞めたんだなあ本当に。来月からどうなるんだろうなあ。

毎日やる事がなくて暇だとまたODしそうですね。別にしてもいい。そんなガチガチに縛ってないから。好奇心だけじゃなくてそれなりに痛い目見てきてる今、デメリットも踏まえてその上でやるんならその時の俺に任せる。ストレス解消、生活のリセット、なかなか普通に生きててもできないもんな。
ただツイッターには書くなよ!一人でやれ!孤独に幻覚を見ろ。間違ってもOD友達なんか募るな。正当化するな。健康なフォロワーに心配されようとするな。もし死にたくなっても、誰にも何も言わず消えろ。それが2023年の俺が信じる美しさだ。




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